デイリー新潮 10.17
https://www.dailyshincho.jp/article/2021/10170600/
群馬「山本知事」が都道府県ランキングに激高 法的措置発言に県担当者は「電話はパンク寸前でした」
●茨城と佐賀は大人の対応
ワースト5のうち、2020年版も40位台だったのは42位の徳島県(前年46位)、44位の群馬県(同40位)、46位の佐賀県(同45位)、47位の茨城県(同42位)だった。
「過去5年間における群馬県だけの順位をピックアップしてみると、17年の41位から始まり、42位、45位、40位と推移して、今年が44位でした。意地悪な見方をすれば、山本知事は選挙でランキングを上昇させると発言したにもかかわらず、それが実現できていないわけです。そのためかどうかは分かりませんが、堪忍袋の緒が切れたのかもしれません。法的措置という過激な発言が飛びだしました」(同・記者)
とはいえ、同じようにランキングで評価が低い自治体のうち、茨城県の大井川和彦知事(57)と佐賀県の山口祥義知事(56)は、いわゆる“大人の対応”だった。
「茨城県の大井川知事は『ランキング自体、賞味期限が切れてきた感じは若干ある』と皮肉を言った上で、県民1人あたりの所得が全国6位となった実績などを紹介し、『あまり痛くもかゆくもないというのが県民の本音』と余裕のコメントでした。佐賀県の山口知事も『気にしないでしっかり魅力を伝えていきたい』と前向きの発言でした」(同・記者)
●Twitterでは批判が多数
こうなると、どうしても山本知事の“強硬路線”だけが目立ってしまう。Twitterを検索してみると、「法的措置」発言には批判の声が大きい。
特に山本知事の「器の小ささ」に対する指摘が相次いでいる。知事の姿勢に反対する意見をご紹介したいが、公平性を担保するため賛成意見も併記する。まずは反対意見からだ。
《山本知事さん、大人気ないですよ カリカリし過ぎちゃ、また魅力度下がります》
《山本一太だから群馬に魅力が無いって感じてるのでは? ランキングに対する言い掛かりが醜い。。。こんな知事だから仕方ないのでは? 》
《態々そんな話題取り上げる方が如何なものか? 取り急ぎ取り上げるべき問題は無いのか? 》
次は賛成意見だ。
《あのランキング嫌いだから山本知事の言ってることに理解を示します》
《群馬県山本知事の気持ちも良く分かる。“魅力”の基準が曖昧。どちらかというと地名度ランキング要素が強いのでは? 》
《山本知事のお気持ちも良く分かる。そもそも粗悪な調査設計に問題がある》
●県庁の電話はパンク寸前
群馬県庁に県民の反応について取材を依頼すると、「一時期は電話がパンク寸前でした」と言う。
「ひっきりなしに鳴り続け、とても件数を数えるどころではありませんでした。内容も多岐にわたっており、知事の法的措置という発言に賛成する内容もございましたし、反対するご意見もございました。職員も対応に忙殺されましたが、県民の皆さまがどれだけ群馬県のことを愛し、ランキングの問題を真剣に考えているかは充分に伝わってきたと受け止めております」
実際に法的措置を講じるかどうかは、「あくまで検討すべき選択肢の1つだということです」と説明した。
「法的措置という言葉が独り歩きしている印象もあり、それには注意していきたいと思っております。その上で、まずは弁護士にどんな対応が可能か、相談をすることから始めることになると考えています」(同・県庁)
(一部略、全文はリンク先で)