手続き遅れで工事できず 八戸市が業者に2200万円余の賠償
http://www3.nhk.or.jp/lnews/aomori/20211217/6080014675.html
八戸市内で予定されていた下水道の整備工事について、工事に必要な市と国との間の手続きが大幅に遅れたことから、受注業者が工事を行うことができなくなったとして、市は、業者に対し2000万円余りの損害賠償金を支払うことになりました。
これは、八戸市が16日の市議会の建設協議会で報告しました。それによりますと、八戸市は、ことし4月から先月にかけて国道の下に下水道を整備する予定で、市内の2つの業者が受注していましたが、ことし5月、工事を行う際に必要な道路の占有許可について、市が国に申請したところ手続きが長引き、ことし10月になって許可が下りました。
このため、市は業者に工期の延長を求めたものの、冬にさしかかり、工事を行う環境が変わることなどを理由に断られたということで、2つの業者に対し人件費などとして、合わせて2253万円の損害賠償金を支払うことになりました。
市によりますと、道路の占有許可は、通例であれば1か月以内に下りるということですが、今回は、国から設計の図面や工程表などの修正を求める指示が、およそ20回あり、およそ5か月かかったということです。