先月27日に取材のため英ロンドンを訪れた記者は、現地の有名大型スーパー「マークス&スペンサー」に行って買い物をしてみた。消費者物価がこの41年間で最も高い上昇率を記録した英国と韓国の「食卓物価(家で食事するために買う食材の物価)」を比較するためだった。
朝食はトースト、夕食はトマトと牛肉のシチューと決めて、必要な食材を買った。そして、同じ日に韓国の代表的な大型スーパーで同じ種類と重さの食材を買った場合を基準に価格を比較した。その結果、朝食はロンドンよりもソウルの方が1.4倍、夕食はソウルの方が2倍高いことが分かった。記録的なインフレにより食料品価格が1年5カ月連続で上がっている英国より、韓国の食卓物価の方がはるかに高いということだ。<中略>
全世界の食卓物価ランキングで、ソウルは既に殺人的な物価で悪名高いスイスの主要都市と肩を並べるほど「世界的な高物価都市」に分類されている。世界各国・都市の生活費などに関する比較統計サイト「Numbeo(ナンベオ)」によると、今年のソウルの食料品価格は米ニューヨーク(11位)、東京(33位)、仏パリ(57位)を上回る世界9位だとのことだ。
しかし、物価の急上昇が収まりつつある米国などと違い、今年の韓国の食卓物価はさらにあがりそうだ。このところ韓国国内の野菜の価格が昨年に続き再び急上昇しているためだ。
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