カリスマ経営者として知られる日本電産会長・永守重信氏。その経営哲学に「一番以外はみんなビリ」というものがある。
自らに高いハードルを課し続け、成功を築いた名経営者を象徴する言葉だが、社員も株主もだんだん「ついていけない」と感じ始めたようだ。
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「嫌なら株を売れ」
6月17日、京都市内のホテルで開催されたモーター大手、日本電産の株主総会。創業者の永守重信会長(77)が、三顧の礼で日産自動車の副COO(最高執行責任者)から後継者として迎えた関潤社長(61)を4月21日付でCEO(最高経営責任者)からCOOに降格させ、自らCEOに復帰したことに株主の関心は集中した。
「株価が下がった理由は何か。企業努力が足りなかったのではないか」
株主から出た質問に、永守氏は少しキレ気味でこう答えた。
「私個人が日本電産最大の株主なので、他の株主に損をさせるようなことはしない。株価が上がったり、下がったりするのが嫌だったら、ここからすぐ出て株を売りなさい」<中略>
一気に100人以上が辞表を…
最近の永守氏は、以前にも増して社内でぶち切れることが増えたという。いつも怒号が鳴り響き、周囲はみな萎縮している。その影響もあって「昨年末には秘書室長が退社し、さらに後任者を永守氏が気に入らず、着任から1年も経たない今年6月末で更迭してしまった。そのため、秘書室長をやれるめぼしい人材がいなくなり、仕方なく広報宣伝部長が兼任することになった」(関係者)という。
「日曜日も働け」と永守氏が再び言い出し、モーレツ経営の再来を嫌気してか、現場の退職者も激増している。「とある事業所で、一気に100人以上が辞表を提出したこともあった」(同前)。
股肱の臣ですら自ら退任を申し出た。中途採用が多い日本電産の中で、生え抜きの叩き上げで役員に上り詰めた西村秀樹常務執行役員が、6月30日付で顧問に退いたのだ。西村氏は昨年11月、精密小型モータ事業部・第1開発統括部長から車載事業本部に第2車載事業部長として送り込まれていた。
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