中国産CPUやGPUが続々発表、中国政府も力を入れる脱米国は現実化するか?
中国製パーツだけでPCが動く環境が徐々にだができつつある。つまり電源やケース、ファンだけでなく、SSDやメモリー、CPU、ビデオカードまで中国企業が開発・製造したパーツが登場しているというわけだ。
以前にも本連載で、中国製パーツを組み立てて、Windowsのアプリまで動く様子について紹介している(「中国独自の命令セットのCPUとパーツを用いた「完全中国製PC」でWindowsアプリが動いたと話題に」)。その後、さらに新たに中国産パーツの新しい話題が出てきたので今回紹介していきたい。<中略>
以前は絵空事だった中国メーカー製パーツでのPC
中国ならではのスピード感で実現する可能性は否定できない
中国にはGAFAに依存しないサービスが立ち上がるように、ハードウェアもまた外国に依存せず、有事のときでも影響を受けない環境づくりを進めている。
純中国製PCは処理能力は非力ながらも地方政府で導入事例が報告されている。ブルームバーグの報道からは、2年内に中国国内の政府機関のPC5000万台をすべて中国産にする指示がなされという報道もある(https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-05-06/RBFW5DT1UM0Y01)。
この手の話は10年以上前からあり、当時は実現性は皆無に等しく、夢物語と解釈されていたし、中国メディアの側も何度も振り回されたことから、実現性や性能には懐疑的で慎重だ。それでも以前に比べれば、龍芯を筆頭に様々なCPUやGPUなど中国産パーツが開発されているほか、搭載PCもレノボをはじめ各社からリリースされるようになっている。
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