ロシア侵攻を牽制する中国、対米関係に配慮
ウクライナを巡りロシア支持を表明した後、米国寄りに軌道修正
中国はこのところ、ロシアがウクライナを侵攻しないよう以前より明確な警告を発している。ロシアとの連携強化を図る一方で、米国と完全な敵対関係に陥ることを避けるため綱渡りの対応をしているようだ。<中略>
中国の外交官や中国政府アドバイザーらによれば、こうした方向転換は、最高指導部の1週間以上に及ぶ密室での協議の末に打ち出されたもので、対米関係が現状以上に敵対的になるのは避けたいとの思惑を反映している。対米関係のさらなる悪化は、中国を西側諸国から孤立させ、長期的に中国の発展を損なう恐れがあるためだという。
https://jp.wsj.com/articles/behind-chinas-warning-against-a-russian-invasion-is-a-desire-to-protect-ties-with-the-u-s-11645407018