信じられないほど知的な「スーパー豚」が作物や家畜に被害を与えまくっている
野生化した豚は作物を荒らしたり、感染症を広めたりといった問題を引き起こすことが知られていますが、家畜の豚とイノシシを交配させた巨大かつ知能の高い「スーパー豚」がカナダで繁殖し、各地に被害を及ぼしていることが伝えられています。
主にカナダに生息するスーパー豚は、雪の下にトンネルを掘って寒い気候を生き抜くことができる個体群であり、信じられないほど賢く、非常に捕まえにくい巨大な獣として知られています。特に問題視されているのが、1980年代に農家がイノシシと家畜の豚を交配して作ったスーパー豚です。この交配は、体が大きくて肉の生産量も多く、狩猟保護区で撃ちやすい豚を作ることを目的としたものでしたが、一部の個体が飼育下から逃げ出して繁殖した結果、カナダ全土に広がってしまいました。
スーパー豚は大きいもので300kgにもなり、その大きな体と地面に穴を掘るという性質を生かし、-50度にもなる極寒のカナダの冬を乗り切っているとのこと。狩人が捕獲を試みていますが、スーパー豚は人間の行動を察知すると夜間に活動するようになるため、見つけるのが非常に困難だそうです。
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https://gigazine.net/news/20230221-super-pig-threat/