フランス・パリのグレバン美術館にお目見えした米人気アクション俳優ドウェイン・ジョンソンさんのろう人形の肌が、本人とは違って白いことが物議を醸している。
ジョンソンさんはサモア系で、黒人の血を引いている。
ファンらの間では、ろう人形が「東欧出身の労働者」「英王室メンバー」のように見えるなどと指摘が相次いだ。ジョンソンさんはスタッフを通じて美術館に連絡するとSNSに投稿。「重要な細部と改善点について、人形を『アップデート』したい。まずは肌の色からだ」と強調した。
こうした動きを受け、美術館側は23日に声明を発表。緊急の修正作業に取り組んでいると明かした。館長は「ファンの期待に沿えるよう、徹夜で作業に当たっている。肌の色を明るく見せていた照明も設定し直す」と釈明した。
グレバン美術館のろう人形の制作費用は1体5万~6万ユーロ(約800万~960万円)。ほぼ半年がかりで作られている。
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