悪質なブラック企業の話は後を絶たない。キャリコネニュース編集部が実施中のブラック企業アンケートの回答に、「パワハラは日常茶飯事」だという50代女性(営業職)からこんなエピソードが寄せられた。
「昭和の時代のやり方が今でも当たり前にまかり通ると思っている時代錯誤の会社」
女性はこの会社のブラックぶりをこう明かす。
「休日出勤は当たり前、遅くまで仕事するのも当たり前」
「健康診断は会社の決め事だから行ってもよい。でも、ワクチン接種は会社の決め事ではないからチクチク文句を言ってきて、まだ受けられない」
健康診断は労働安全衛生法で事業者に義務付けられているため、受けさせるのは当たり前だ。しかしこの会社はいかにも親切で「受けさせてあげる」という態度なのだろうか。コロナ禍でワクチン接種や副反応に対応する休みを設ける企業もある中、「チクチク文句」とは酷いことだ。さらに女性は、
「給料は入社時に提示してきた給料が払われていない。以前に辞めた社員から給料未払いで訴えられている前科あり」
と暴露。訴えられただけでは前科とまでは言えないが、そう言いたく気持ちはわかる。離職率も高いようで、女性によると「採用しても3か月いれば長い方」で「1年いたらベテラン(入社年数だけ)」だという。
女性の投稿からは、教育訓練や上司の指示もずさんだったことがわかる。
「入社した後、研修もなくほとんど何も教えてくれず、わからないことは就業時間外で勉強しろと言われ、さらに上司が指示してきた仕事をやっていると、『何で今それやってるの?そんなのは休みの日か夜中にやりなよ』と平気で言ってくる」
仕事なのに休日や時間外でやれとはどういうことか。女性はこの会社を「昭和の時代のやり方が今でも当たり前にまかり通ると思っている時代錯誤の会社」だと評していた。
https://news.careerconnection.jp/career/general/125790/