共産党の政策委員長だった筆坂秀世氏は、1995年から2003年まで参議院議員を務めた。取材を依頼すると、「共産党の国会議員は、文書交通費を一度ももらったことがありませんでした」と言う。 
「私たちのところに100万円が支給され、それを党に渡していたわけではないのです。現金を渡されたことも、振り込まれたこともありません。国会の事務方がどうしていたのかも分かりません」 
まるでブラック企業!? 
 文書交通費は共産党が吸い上げてしまい、プールした金の用途などは全くのブラックボックスだったという。 
「考えてみると不思議ですが、文書交通費が渡されないという問題を党内で議論したことさえなかったですね。共産党の特有事情について言えば、選挙に関する費用は全て党が負担しているということは挙げられます。他党の国会議員のように、自分で費用を工面する必要がありません」(同・筆坂氏) 
 共産党の場合、国会議員の歳費(給与)も党が一括して受け取り、党への“寄付”などを差し引いて渡している。 
「昔は国会議員の秘書も地方議員も同じシステムでした。批判が出たことから全額を渡すようになりましたが、国会議員については変わっていないはずです」(同・筆坂氏)
日本共産党の「文書交通費」はブラックボックス 元議員は「月100万円は全て党が持っていく」 
https://news.yahoo.co.jp/articles/b018184a6abbe15c0b2d8f010c249ebe327ae8dc

