和歌山県の那智勝浦町と串本町を結ぶ県道長井古座線の「八郎山トンネル」(711メートル)で施工不良が見つかった問題で、最新の機器が十分に使われていないとみられることが関係者への取材でわかった。県は8日、専門家による技術検討委員会(委員長=大西有三・京都大名誉教授)を設置した。
同トンネルは2022年9月の完成後、トンネルを覆うコンクリートに複数の空洞が見つかったほか、7~8割でコンクリートの厚さが基準未満なのに基準を満たしていると報告されていたことが判明。県が測量調査をやり直している。<中略>
会議後に記者会見した大西委員長は「レーザースキャナーや写真測量などの最新機器が十分に活用されておらず、まるで昭和30年代の工法のようだ。修復するか、作り直すかを早急に検討しなければならない」と述べた。
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