戦闘拒否で穴「ジンダン」に監禁されるロシア兵 劣悪な環境で食事もなく
徴兵逃れが横行しているロシアだが、一度部隊に配属された後も兵士たちの戦闘意欲は高くないようだ。軍務を拒否する兵士たちが多発し、裁判沙汰になった兵だけで1000人以上が確認されているという。現場では上官たちが厳しい処罰を設け、統率に躍起になっている。正気を失うまで穴に閉じ込めるという、帝国時代の処罰法が今も行われているようだ。<中略>
長い場合、1ヶ月近く穴に入れられたままになっている兵士もいるようだ。テレグラフ紙は、ロシア南部出身の志願兵の証言を取り上げ、「3月末から穴に入れられたままである」と報じた。
この独特な処罰法について同紙は、中央アジアに存在する「ジンダン」と呼ばれる収容法だと紹介している。深い穴を掘って格子状の柵で覆い収容所としたもので、ロシア帝国時代の陸軍が多用していた。囚人などを多数収容できる一方、病気が蔓延しやすいことで悪名高い。囚人たちは風雨にさらされ、格子の外の世界を眺めながら正気を失っていくことすらあるという。
弁護士のドミトリ・コバレンコ氏は、ニューヨーク・タイムズ紙に対し、ジンダンなどに投げ込まれた10人以上の兵士の家族から弁護の依頼を受けていると語った。うち2人の兵士は昨夏、食料も水も与えられずにコンテナに閉じ込められたと主張している。
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https://newsphere.jp/world-report/20230501-2/