中国住宅市場の「メルトダウン」、厄介なプロセスの始まりか
中国は3年前、習近平国家主席が掲げる「共同富裕」運動の一環として住宅をより手ごろな価格にするため、急成長を遂げた不動産セクターを締め付けた。借金頼りの住宅ブームのリスクを減らす狙いもあった。
だが、少しやり過ぎだったのかもしれない。かつて不動産業界を支える1社だった碧桂園がデフォルト(債務不履行)の瀬戸際にある。同社は「大き過ぎてつぶせない」企業とは見なされていないようだ。
状況は悪化の一途をたどっている。さらに多くの不動産開発会社が追い込まれつつあり、小規模都市では住宅価格が急落し、その影響は60兆ドル(約8700兆円)規模の中国金融システムにまで及んでいる。シャドーバンク(影の銀行)の中融国際信託は今月、数十の高利回り投資商品の支払いを怠り、投資家らが北京にある本社の前で抗議した。
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https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-08-25/RZVABKT0G1KW01