中国政府のコロナ政策の大転換が、各方面に影響を及ぼしている。ジャーナリストの高口康太さんは「中国人はコロナ治療薬を自力で確保しなければいけなくなったので、日本の風邪薬に注目が集まっている。とりわけ『パブロンゴールド』が人気で、これから品薄になる恐れがある」という――。<中略>
■転売目的で億単位の風邪薬を購入した業者も
中国人の転売事情に詳しい、ある調査会社関係者は、「現在は削除されていますが、中国のソーシャルメディアで日本の風邪薬パブロンゴールドがコロナに効くとの投稿があったことで、買い占めの動きがあります。億単位で購入した業者が出たという話もあります」という。
もともとパブロンゴールドは、日本旅行買い物ガイドで「日本十大神薬」の一つに取りあげられており、大手ネットモールの海外商品輸入ショップでもよく売られている人気商品だ。中国メーカーの薬よりも日本製の薬を信頼するという中国人消費者も多い。
実際のところ、買い占めがどの程度の規模で広がっているかは未知数だ。都内の大手販売店では「お一人様1点限り」といった購入制限をかけるところもある。今後、中国の感染拡大が広がれば、日本の解熱剤の需要は一気に高まるだろう。
全文はこちら
https://news.yahoo.co.jp/articles/0fdfcd950aefdccb147ab5d1b2d65bc6796cb04b?page=1