台風11号「ヒンナムノー」、6日に慶尚南道南岸を通過の見込み
最大瞬間風速50メートル…全国が影響圏
気象庁「予想外の被害が発生する可能性」
台風11号「ヒンナムノー」は6日に慶尚南道の南岸に上陸すると予想される。
気象庁は2日、「台風11号は6日に慶尚南道の南岸に上陸する可能性が高い」と明らかにした。気象庁のウ・ジンギュ予報分析官はこの日のブリーフィングで、「今や韓国に上陸すると言わざるを得ない状況が展開されている。上陸地点は慶尚南道の南岸一帯と予想されるが、台風の進路によっては変動する可能性がある」と述べた。先に気象庁は台風11号の大韓海峡通過を予想していたが、その予想を修正したもの。
2日午前10時の発表によると、台風11号は6日午前9時に釜山(プサン)の南西約90キロ付近の海上に至り、中心気圧は950ヘクトパスカル、中心の最大風速は43メートルと予想される。台風11号はその後、直ちに韓国に上陸する見通しだ。ウ予報分析官は「台風は約950ヘクトパスカルで韓国に上陸する可能性がある」とし、「中心気圧はこれより低くなることもありうる。韓国に影響を与える際には、中心気圧が約940~950ヘクトパスカルに達すると予想する」と述べた。台風は中心気圧が低いほど強い。
2日午後2時45分の台風11号「ヒンナムノー」の位置//ハンギョレ新聞社
現在の予想通りなら、台風11号はかつて韓国に上陸した台風の中で最も強かった「サラ」(1959年)や「メミ」(2003年)より強い状態で上陸することになる。韓国国内の気象観測所が測定したサラの中心気圧の最低値は951.5ヘクトパスカル、メミは954ヘクトパスカル。ウ予報分析官は「中心気圧がこれほど低い台風が韓国に上陸したことはない。今回、韓国が一度も予想したことのない強い台風による被害が発生する可能性がある」と述べた。台風11号が韓国にとどまる時間については「6日夜に東海(トンヘ)上に抜ける可能性があるが、まだ正確に予測するのは難しい」と語った。
2日午前10時現在の台風11号「ヒンナムノー」の予想進路=気象庁提供//ハンギョレ新聞社
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降水量予想
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