1:名無しさん




1ナンバー車は、主に荷物の運搬を目的とした車両に付けられるナンバーで、分類としては「普通貨物自動車」に該当します。大型トラックが代表的ですが、大型SUVやピックアップトラックでも構造や用途によっては1ナンバー登録されていることがあります。一般的に「貨物用」とされるこれらの車両は、3ナンバー車に比べて維持費が安いとされることもあります。

ナンバープレートに記載されている3桁の数字は「分類番号」と呼ばれ、車の種別や用途を示す目印になります。たとえば最初の数字が「1」であれば普通貨物車、「3」であれば普通乗用車であることを意味します。

維持費の比較では、まず自動車税の違いが挙げられます。1ナンバー車と3ナンバー車では税制の区分そのものが異なるため単純な比較は難しいものの、1ナンバー車の方が総じて自動車税の負担は軽くなる傾向があります。

また、重量税についても差があります。たとえば車両重量が1トン以下の自家用トラック(1ナンバー)では年間3,300円の重量税がかかるのに対し、同じ重さの自家用乗用車(3ナンバー)では年間8,200円となっており、1ナンバー車のほうが低額に設定されています。

一方で、維持費の中で注意が必要なのが車検です。3ナンバーの乗用車では、新車登録から3年間、その後は2年ごとの車検が義務付けられているのに対し、1ナンバー車は毎年1回の車検が必要になります。この点は、1ナンバー車を所有・維持するうえでの大きな負担となり得ます。

総じて、1ナンバー車は税金の面では有利なことが多いものの、車検の頻度が高くなる点を踏まえると、維持コスト全体としては一長一短があるといえるでしょう。

https://www.zurich.co.jp/car/useful/guide/cc-1number-info/