1:名無しさん




・2023年の事例

親子連れのツキノワグマが
何組も出てくる

 私が訪れたのは、秋田県上小阿仁村と、北秋田市(旧阿仁町)でした。10月23日の朝2時間で、ひとつの集落のまわりで10個体のツキノワグマを見ましたが、そのうち7個体は、3組の親子でした。

 ツキノワグマは、生後2年間は子どもが母親とともに過ごします。子どもの大きさからすれば、2組は1年目の親子、1組は2年目の親子だと考えられました。

 これまでにも親子のクマを見た経験は何度かありましたが、これほどまで親子が出てくるのは初めてのことでした。しかも、日中に隠れることもなく餌を食べ続けています。

 いったい何が起きているのだろう。やはり、秋田県では特殊なことが起こっているのだろうか。

 10月29~31日には2つの集落のまわりで、それぞれ6個体および10個体の、計16個体を確認しましたが、やはり子連れが6組14個体にのぼり、単独のものは、夜に月明かりの下で見かけた2個体のみでした。

https://diamond.jp/articles/-/360959