北京五輪フィギュアスケート女子で4位に終わったロシア・オリンピック委員会(ROC)のカミラ・ワリエワ(15)のドーピング違反が波紋を広げる中、新たな〝疑惑〟の証言が飛び出した。
ロシアメディア「チャンピオナット」は、米国の元フィギュア選手、ポリーナ・エドモンズがポッドキャスト番組「スケーティング・レッスン」で「奇妙な光景を見た」とロシア女子のある行動について語ったと報じた。
エドモンズは2013年に福岡で開催されたジュニアGPファイナルに出場。その際、後に平昌五輪で銀メダルを獲得するエフゲニア・メドベージェワ、マリア・ソツコワ、セラフィマ・サハノビッチのロシア3選手が、不思議な行動をとっていたという。
「控室で練習前の準備をしている彼女たちと一緒に座った。コーチも出てきた。彼女たちは靴ひもを結び、冗談を言いながら、くすくす笑っていた。リンクに出る5分前になると、全員が小さなボトルを取り出した。スポイトが付いていて、それぞれ数滴ずつ飲んでいました。ある人は『医者が飲み込めないって言ってたよ』と言い、もう一人は『大丈夫』と答えていた。なにか『変だな』と思った」
さらにエドモンズは3人の驚異的な姿を目撃する。「彼女たちはリンクに足を踏み入れるとすぐに、最初の1分間で3回転ルッツ―3回転トーループをやっていた。当時、私は15歳で、彼女らは13歳(くらい)。3回転ジャンプのために、ストレッチをして体を整えるのに私は15分もかかった。でもロシア人は40分間、不思議なくらい頑張っていた。練習の最初の30秒で3回転ルッツと3回転トーループをする人は見たことがない」と強烈な印象を残したという。
エドモンズは「ワリエワ以外の選手についてもチェックする価値がある」と語っており、ロシアのフィギュア勢に対する厳しい視線は増すばかりだ。
東スポ 2/21(月) 5:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/c1b3161aaae81b6257f2e34207cd16c095f499f9