1:名無しさん




倫理観がどうこうではなく、ヒッチコック的なサスペンスを目指していた

──話題騒然となった第10話について、ぜひお聞かせください。第9話はポン子の結婚式と、おばあちゃんのムジナと葬儀を同時に行うという、ちょっと倫理観的には危ういかもと不安になりつつも、お父さんのブンブクの「感情が迷子だ!」というセリフに共感できる感動的なお話でした。対して、第10話は「死体を隠そうとする」ブラックコメディーとなっており、おそらくは悪い意味ではない「第9話の感動を返して」という意見も目にしました(笑)。どちらも死体をめぐる物語という共通点がありますが、そのことも意識されたのでしょうか。

村越 企画の初期から、第10話のような殺人事件ものはやりたいと思っていました。物語のベースは竹中さんともお話していましたが、物語の詳細は脚本家の和田さんの力が大きいです。ただ、みな倫理観をあえて崩そうとか、不謹慎なことをおもしろおかしくやろうというよりは、アルフレッド・ヒッチコック監督の「ハリーの災難」に通ずる、「死体をどうするかで右往左往するブラックコメディー」を意識していたんです。<中略>

──ありがとうございます。最後に、「アポカリプスホテル」のファンに向けて、何かメッセージはありますでしょうか。

竹中 配信から消えるかもしれない作品なので、パッケージを買って手元に置いておいてほしいです。何しろ、今後NGが出ててもおかしくない作品ですから(笑)。やはり物理的に「残るもの」は劇中でも大切だと訴えている作品でもあるので。

https://news.yahoo.co.jp/articles/afda1d1e46ee91fd10a5e4351d7c006f71f70f32