『たまごっち』は世界を席巻
日本発で、世界を席巻したおもちゃの代表と言えば、『たまごっち』です。
番組の収録では、ブラジル人、カナダ人、アメリカ人、ドイツ人、オーストラリア人が全員、口を揃えて「タマゴッチィ」と言いました。みんな、子供の頃、遊んでいたそうです。「日本人が作ったって知ってた?」と訊くと、全員、「知らなかった」と答えました。
いったい、世界で『たまごっち』がどれぐらい売れたのかは、ちゃんとした資料が見つかりませんでした。というのも、『たまごっち』は、誕生期の第一期、相互の通信機能が付いた第二期、画面がカラーになった第三期、ダウンロードが簡単になった第四期に分類されて、複雑なのです。
誕生期は、一九九六年から数年間です。世界的に広がり、番組の外国人たちが遊んだのもこの時期です。全世界で四〇〇〇万個売れたと言われています。
第一次ブームが終わった後、二〇〇四年から赤外線通信機能を付けて、数年間で国内外で三〇〇〇万個を売ったようです。これが第二期です。今の日本の二〇代の若者はこの時期に経験しています。
第三期は二〇〇八年、カラー化された『たまごっち』が発売されて始まりました。二〇〇九年には三〇分のTVアニメ『たまごっち!』が放映されました。今の中学生や高校生はこの時期に体験したのです。
そして、二〇一四年九月には、第四期の幕開けとなる、『TAMAGOTCHI
4U』が発売されました。これは、街中にあるタッチスポットにたまごっちをかざしたり、スマートフォンで専用アプリをインストールすることで、アイテムを簡単にダウンロードできる機能が付いています。
というように、バリエーションをつけながら、現在まで続いています。もちろん、海外でも、今も遊ばれているのです。
https://gendai.media/articles/-/119332
海外用の名前を付けるのではなく
https://gendai.media/articles/-/119332?page=2

