バルミューダ寺尾社長「ネット上での逆風は全く想定していなかった」 賛否両論のBALMUDA Phoneに言及
寺尾社長が十数年ぶりにデザイナーに復帰し、約2年の開発期間を経て満を持して披露されたプロダクトだったが、発表直後から価格や機能面・デザイン面において賛否両論の意見が挙がった。寺尾社長は「発売前から始まっていたネット上での逆風というのは全く想定していなかった。やっと自分の中で仮説を立てることが出来たのは発売から約1ヶ月後。そこに至るまでの間、ソフトバンクの方に会って話をしたり、私も店頭に立ってお客さまの声を聞くことで何が起きているのか理解しようとした。想定外の事態に対応すべく社内のチームと共に、さまざまな施策を打ってきているが、現時点で少しずつ旗色は変わり始めていると感じている」と振り返る。
ヒット商品をロングスパンで売り続けてきたバルミューダにとって、絶えず新たな機能を搭載した製品が投入されるスマートフォン業界は、これまで勝負してきた家電業界と市場環境が大きく異なる。「家電業界とはスピード感が全く違うため、早く慣れなければと感じている。スピード感の違う世界と出会い、かつアプリケーションという新たな可能性を手に入れ、これまでに無い全く新しいアイテム開発に関与するチャンスも得られた。スマホを作る前のバルミューダにはなかった巨大な可能性を手にしたと強く感じた」(寺尾社長)。
https://www.fashionsnap.com/article/2022-02-12/balmuda-phone/



