名古屋市で1日約6700個回収されている粗大ごみ。実はその回収ルートは、実際に回収にあたっている職員が経験をもとに手書きで作成しているのです。時間も手間もかかるこの作業を効率化しようと導入が検討されているのがAI・人工知能!果たして活用ができるのか、取り組みを取材しました。
回収ルート作成は手書きで1時間「一番最適なルートを描くよう線を引く」
名古屋市北区の北環境事業所。午前8時過ぎ、回収の準備が行われていました。
紙の地図に引かれた赤い線が回収ルート、黄色いマークが収集ポイントと最短距離で効率よく回収できるよう考えられています。それを入念に確認し、職員2人で手際よく粗大ごみを回収していきます。
名古屋市の粗大ごみの回収は各地区で月に1回。元々は決められた場所に持ち込む方法でいつでも受け付けていましたが、25年前から、予約した上で有料の粗大ごみシールを貼って家の前に出し、市がそれを一つずつ回収する方法になっています。大きさも回収場所も、毎回バラバラです。<中略>
(北環境事務所・新井聡史技士)
「(Q一枚作るのにどれくらい時間がかかるの)慣れていないと時間がかかっちゃいますね。1時間ほど」<中略>
AIが自動作成した回収ルート。予約情報を読み込んだAIが、粗大ごみの大きさや個数などから回収にあたる車両を割り振ります。そして、道路の混雑状況なども加味した上で最短ルートを作成します。完成までたった10分です。ところが…、
「ここの右折がセンターラインが切れていて3車線またぎの右折なので、さすがに僕らはやらんだろうなという話はしていた」
道路を横断して右折となっていますが、現場は広い道路を突っ切ることになり現実的ではありません。人が作るルートとは違いました。
現在はまだ、無理な右折やUターンするルートを作る場合もあり、すぐ導入というわけにはいかない段階。ですが、今後AIに学習させていくことで、よりよいルートが出来ると言います。
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https://newsdig.tbs.co.jp/articles/cbc/314516?display=1