ウクライナ穀物輸出4分の1に 黒海封鎖、足止め100隻
【ワルシャワ=久門武史】ウクライナ政府は3日、ロシアによる黒海の港の封鎖で、3月の主な穀物の輸出量が前月の4分の1に急減したと表明した。黒海では外国船籍の100隻以上が足止めされているもようだ。ウクライナは世界5位の小麦輸出国。穀倉地帯からの海運停滞で、食糧価格の高止まりが懸念される。
「輸出ルートだった黒海の港がロシアに封鎖された。世界全体への脅威だ」。ウクライナ経済省は3日、3月のトウモロコシの輸出量が110万トン、小麦は30万9千トンに減ったとし「2月の4分の1だ」と強調した。英国防省も同日「ロシア海軍が黒海とアゾフ海のウクライナ沿岸で封鎖を維持している」との分析を明らかにした。
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https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGR034EX0T00C22A4000000/