【ベルリン共同】ドイツメディアによると、同国外務省は4日、ロシア軍によるウクライナの首都キーウ(キエフ)近郊ブチャでの多数の民間人殺害を受け、ドイツ駐在のロシア外交官ら40人の追放を決めたと報じた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/e5cc17b09a2136781864469db7ce75b56c519c25
【ベルリン共同】ドイツメディアによると、同国外務省は4日、ロシア軍によるウクライナの首都キーウ(キエフ)近郊ブチャでの多数の民間人殺害を受け、ドイツ駐在のロシア外交官ら40人の追放を決めたと報じた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/e5cc17b09a2136781864469db7ce75b56c519c25
【キーウ(キエフ)AFP時事】ウクライナ国防省は3日、ロシア軍に包囲されている南東部マリウポリを脱出しようとしたリトアニアの映画監督マンタス・クヴェダラヴィチュスさん(45)が死亡したと明らかにした。ロシアの「占領軍」に殺害されたとツイッターに投稿した。
ロシアの映画監督ヴィタリー・マンスキーさんもフェイスブックに、クヴェダラヴィチュスさんが「全世界に対する愚劣な悪の戦争」で「カメラを手にしながら殺された」と書き込んだ。リトアニア外務省によると、マリウポリで「ロシアの残虐行為を記録していた」という。
クヴェダラヴィチュスさんは、マリウポリで撮影され2016年のベルリン国際映画祭で上映されたドキュメンタリー映画「マリウポリス」で知られる
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022040400593&g=int
G20声明、見送りへ ロシア巡り意見対立
【ワシントン共同】日米欧の先進国に新興国を加えた20カ国・地域(G20)が今月20日に米首都ワシントンで開く財務相・中央銀行総裁会議で、共同声明の作成が見送られる見通しとなったことが4日、分かった。ロシアによるウクライナ侵攻後、初のG20閣僚級会議。ロシア排除を求める声がある一方で、擁護する国も参加し亀裂が深まる中、成果文書の取りまとめは難しいと判断したもようだ。複数のG20関係者が明らかにした。
https://news.yahoo.co.jp/articles/98d01f3baf83c12db1d96589dd5a51a0a65d987a
モスクワ議会のロシア連邦共産党のセルゲイ・サヴォスチヤノフ代議士が、ウクライナの例にならってカザフスタンの「非武装化」と「脱軍事化」を要求したと、同通信社が報じた。
「ウクライナの非軍事化と非ナチ化は、ウクライナ、ロシア、そしてヨーロッパ全土の人々の持続可能な安全を確保するでしょう。ウクライナに加えて、ロシア連邦の安全を確保するためのより完全なプロセスについては、バルト諸国(リトアニア、ラトビア、エストニア)、ポーランド、モルドバ、カザフスタンを非ナチ化および非軍事化ゾーンに含めることが適切であると考えています。 」と、サヴォスチャノフの署名入り文書には書かれています。
この文書は、連邦局員でロシアのヤブロコ党モスクワ支部副支部長のキリル・ゴンチャロフ氏が自身のSNSで公開したものだ。
ゴンチャロフ自身は、「恥を知れ」とばかりに、サヴォスチャノフの案に反論した。
2月24日にウクライナに侵攻し、流血の戦争を引き起こしたロシア軍が掲げた目標は、「非軍事化」と「非ナチ化」であることに留意すべきである。
https://kaztag.kz/ru/news/rosdeputat-prizval-denatsifitsirovat-i-demilitarizirovat-kazakhstan-po-primeru-ukrainy
〈彼らがやっていたことは自殺行為だ……〉
ロイター通信の取材に応じた、ウクライナ北部チェルノブイリ(ウクライナ語で「チョルノービリ」)原発の作業員はこう話している。作業員が「彼ら」と語るのはロシア軍の兵士たちだ。ロシア兵が行っていた、戦慄の「自殺行為」とは――。
2月24日の制圧以降、ロシア軍は1ヵ月以上にわたり同原発を占拠。200人以上の作業員を拘束していた。
「作業員たちは、過酷な労働を強いられていました。通常なら12時間の交代制ですが、帰宅を禁じられ休みなく連続勤務していた。テーブルや床の上で寝起きし、食事は1日1回パンのみだったそうです。疲弊状態は極限に達していたと思われます。銃を持ったロシア兵が周囲にいる極度の緊張状態から、使用済み核燃料冷却システムの誤作動など、作業員が重大な操作ミスを起こさないか懸念されていました」(全国紙国際部記者)
作業員を拘束していたロシア軍が、チェルノブイリ原発から撤退したとわかったのは3月31日だ。ウクライナの原子力企業「エネルゴアトム」が、原発敷地内に「部外者はいない」と発表したのだ。
◆広島の原爆の20倍
――と同時に、同社はこうもコメントしている。
〈ロシアの部隊が、かなりの線量の放射能を浴びたという報告がある〉
原発にいたロシア兵に、何が起きたのだろうか。
「多くのロシア兵が、原発から10km圏内にある森林で塹壕を掘らされていたようです。86年4月に起きたチェルノブイリ原発事故で、この地域には広島に落とされた原子爆弾の20倍の放射性物質が降り注いだとか。
木々は赤褐に変色し枯れ死んだため、『赤い森』『死の森』と呼ばれています。人間は立ち入ることを禁じられ、汚染レベルは最大で毎時1000ミリシーベルト。吐き気などの症状を引き起こし、最悪の場合ガンなど死にいたる病気を誘発するレベルです」(同前)
「死の森」には、原発事故で発生した高レベルの放射性廃棄物も大量に埋められている。
「そんな高濃度汚染地域で、ロシア兵たちは防護服も着ずに通常の軍服で作業していたとか。中には素手で塹壕を掘っていた兵士もいるそうです。汚染水を日常的に口にしていた人も。彼らは大量の放射性物質を吸い込み、体内被曝をした可能性が非常に高い。自分たちがどんなに危険な場所で作業しているのか、大半の兵士が知らなかったと思います。(冒頭で紹介した)原発作業員が『自殺行為』と話すのも当然でしょう。
ロシア軍が、チェルノブイリ原発から撤退した理由は不明です。ただ撤退した兵士を満載したバス7台が、ベラルーシ南東ゴメリにある『放射線専門医療センター』に入っていったといわれます。ロシア軍には、放射性物質の恐ろしさに関する知識がほとんどなかったのでしょう」(同前)
上層部の無謀な命令により、現場の兵士たちは悲惨の運命をたどっている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/c7fb0af089aba6adaa07f74a17f4b4b101bc5581
ウクライナ戦争で、ロシアの新型戦闘機スホイ35(Su35)が墜落した。イギリスの軍事週刊誌「ジェーンズ・ディフェンス・ウィークリー」が4日、画像分析を基に報じた。
ジェーンズによると、ロシア航空宇宙軍(VKS)所属のスホイ35が墜落したのは、ウクライナ東部ハリコフ州イジューム近郊。
このスホイ35がウクライナ軍の地対空ミサイルで撃墜されたのか、あるいは機器の故障による墜落か、など詳しい状況は分かっていない。しかし、スホイ35は墜落後、原形をどどめないほど燃え尽きてしまっている。
一方、ウクライナ発のメディア情報やSNSでは、ウクライナ軍が撃墜したとの情報や見方が広がっている。
#Rusya Hava Kuvvetleri’ne ait bir Su-35 Flanker-E savaş uçağı, #Ukrayna’nın #Harkov Oblastı içerisinde bulunan #İzyum şehri yakınlarında düşürüldü. pic.twitter.com/iGBl6pXNiO
— Daily Defence (@dailydefence_) April 4, 2022
いずれにせよ、墜落であれ、撃墜であれ、ロシア軍が2010年代初めにスホイ35を実戦配備して以来、初めてスホイ35を損失したことになる。
かりにスホイ35が撃墜されたのであれば、ウクライナ軍が引き続き、制空権をめぐる戦闘で能力を発揮している一方、ロシア軍がウクライナ侵攻後、1カ月以上経っても制空権を取れない不能ぶりを浮き彫りにしているとジェーンズは指摘している。
ロシアの新型のスホイ35戦闘機は、第5世代戦闘機に最も近い第4世代戦闘機だ。ジェーンズによると、VKSは103機のスホイ35を保有している。スホイ35は能力面でよくアメリカ空軍のボーイング製F15EXイーグルIIと類似していると指摘される。
アメリカ空軍のステルス戦闘機F22やF35、中国空軍のJ20(殲20)と比較されるロシアの第5世代戦闘機スホイ57は、まだ実戦で広く使われおらず、ウクライナ戦争でも投入されていないとみられている。
🔴🇺🇦Ukrayna ordusu tarafından İzyum yakınlarında düşürülen 🇷🇺Rus Su-35 savaş uçağının enkazı. pic.twitter.com/Lv9fEyzwWR
— DEFENCE TURK (@Defence_Turk) April 3, 2022
https://news.yahoo.co.jp/byline/takahashikosuke/20220404-00289914
ウクライナのキーフ(キエフ)近郊の都市で、女性市長とその家族が、処刑スタイルでロシア軍に殺害されたことが住民の証言で明らかになった。遺体は穴に投げ込まれたという。
4月3日のAP通信の報道によると、キーフ近郊に位置するモティジン市のオルガ・スチェンコ市長は、ロシア側の要求を拒否したため、夫と息子と共に射殺されたという。
https://news.yahoo.co.jp/articles/06fff01e4a47ab7e8efc84d8391d5b3d51e8e7b5
[ブチャ(ウクライナ) 4日 ロイター] – ウクライナ軍の高官は4日、ロシア軍が予備兵約6万人を投入する見通しだと明らかにした。
https://jp.reuters.com/article/ukraine-crisis-idJPKCN2LW0CO
[フランクフルト 4日 ロイター] – ドイツ銀行協会(BdB)は4日、ロシアからのガス・石油供給が止まればドイツ経済は深刻なリセッション(景気後退)に陥ると警告した。
BdBのゼービング会長(ドイツ銀行最高経営責任者)は、ロシアのウクライナ侵攻の影響で今年の成長率予想が2%程度に減速するとの見通しを示し、「ロシアから石油や天然ガスの輸入や供給が止まれば状況はさらに悪化。ドイツの深刻なリセッションは事実上不可避となる。そうなると、政府の企業や業界向け支援措置が一段と喫緊の課題となる」と記者団に語った。
欧州中央銀行(ECB)はインフレ高進に対応し、資産買い入れを早期に終了し金利関してシグナルを発信すべきと指摘した。
https://jp.mobile.reuters.com/article/amp/idJPKCN2LW0TP
ウクライナ国防省情報総局によると、イジューム地区の住人が数人のロシア兵に毒入りのパイを食べさせ、うち2人を殺害。さらに28人のロシア兵が集中治療室に運ばれているとのこと。
また、イジューム地区を占領している約500人のロシア軍が「毒酒」を摂取したため、重度の中毒症状により病院に運ばれたとも伝えられています。ウクライナ国防省情報総局は「ロシア政府はこれを『非戦闘損失』として計上した」と伝えています。
全文はこちら
https://gigazine.net/news/20220404-ukrainian-civilians-kill-russian-soldiers/
キーウ近郊、民間人遺体400超か 欧米各国「戦争犯罪」
ゼレンスキー氏「大量虐殺」、ロシア側は否定
ロシアがウクライナの占領地で市民を虐殺した疑いが浮上し、欧米各国が3日、「戦争犯罪」などとして非難した。ロシア軍が撤退した後の首都キーウ(キエフ)近郊で民間人とみられる多数の遺体が見つかっており、対ロ制裁をさらに強化すべきだとの声が高まっている。
ウクライナ検察は3日、2日までに奪回したキーウ近郊のブチャ、イルピンなどで民間人410人の遺体が見つかったと明らかにした。現地入りした欧米のメディアは路上に多くの遺体が横たわる写真や映像を伝えた。両手を後ろで縛られた遺体や多数の銃弾を受けた遺体もあるという。
ウクライナのゼレンスキー大統領は3日、米CBSの番組で、特定集団を抹殺するための大量虐殺を意味する「ジェノサイド」だと主張した。
欧米各国も虐殺に対し一斉に批判の声を上げた。
AP通信はブチャ住民の話として、ロシア軍が地下の防空壕(ごう)を一つ一つ訪れて住民のスマートフォンを調べ、SNS(交流サイト)の履歴などから反ロシア的だと判断した人を射殺したり連れ去ったりしたと報じた。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGR034MH0T00C22A4000000/
米国の音楽界の祭典、第64回グラミー賞にノミネートされていたBTS(防弾少年団)が受賞を逃した。メンバー7人の母国、韓国では各メディアが「昨年に続き、受賞に失敗」(聯合ニュース)などと速報で伝えた。
グラミー賞の授賞式は3日夕(日本時間4日午前)から、米ラスベガスで開かれた。BTSの楽曲「Butter」は最優秀ポップ・デュオ/グループ・パフォーマンス部門にノミネートされていた。
BTSではなく「ドージャ・キャット Featuring SZA」の楽曲の受賞が決まると、韓国のニュース専門チャンネル・YTNは「2年連続で、再び苦杯を喫した」と報道。「BTSの受賞が期待されたが、(アーティストの)人気よりも音楽の完成度が考慮される、グラミー賞特有の保守性が反映された結果と思われる」と分析した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/723eca0d14fa2fb4b1c314d9dfbf685024148b63
ドニエプル川西岸のウクライナ軍はベラルーシ国境の集落に到達、ロシア軍が弾薬の集積拠点として利用していたプリピャチの解放にも成功したため首都を西側から包囲しようとしていたロシア軍部隊は完全にベラルーシへ撤退したといえる。
さらにロシア軍はチェルニーヒウ州からの全面的な撤退を進めており、ベラルーシ国境に近い幾つかの地域にはロシア軍部隊がまだ残っているらしい。
しかし州都チェルニーヒウに迫っていたロシア軍部隊も完全にいなくなったため「ドニエプル川東岸の戦い」もウクライナ軍が耐えきった格好で、北部戦線のロシア軍は大きな損害を被りながら主要目標を何一つ達成できないまま戦いを終えることになった。
https://grandfleet.info/european-region/russian-troops-almost-withdraw-from-chernihiv-oblast-withdrawal-movement-in-sumy-oblast/
ロシアのウクライナ侵攻や北朝鮮の大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射の影響を受け、防衛力強化を求める声が多数を占めた。
読売新聞社が1~3日に実施した全国世論調査で、今後、日本が防衛力を強化することに「賛成」は64%で、「反対」の27%を大きく上回った。
北朝鮮の核やミサイルを脅威に「感じる」とした人は「大いに」48%と「多少は」38%の計86%に上った。
https://news.yahoo.co.jp/articles/2014dbfb9eeec51bce4f1472893ad450b8092eec
駅のホームで、危険を知らせる警報音が鳴り響きます。
線路に転落した男性が自力でホームに上がろうとするものの、上がり切ることができず、駅員3人の手助けでようやく難を逃れることができました。
2日、東京・JR八王子駅のホームには、“撮り鉄”と呼ばれる鉄道ファンらでごった返していました。
お目当ては、赤とクリームの色合いが懐かしい、E653系の特急「いわき」でした。
八王子駅から福島県のいわき駅を直通運転する臨時列車で、多くの鉄道ファンが注目していました。
構内が緊迫した空気に包まれたのは、電車が到着し、カメラを手にした一部のファンが、先頭車両目掛けて殺到したその時でした。
目撃者:「少しでも、自分が人よりも列車寄りで撮りたいということで、線路側に集団が移動していって。その集団を避けようとして、一般の方が歩いていたが、押されてしまって、踏み外してしまって。ホームから線路に転落した」
すぐに非常停止ボタンが押され、転落した男性は無事救出されましたが、鉄道ファンのマナーを問われる事態については…。
目撃者:「今までは、鉄道ファンが線路内に入ってしまったとかいうのはあったが。それは、まだ一般の方に直接的に危害を与えることはなかったので。今回は、それを越えてしまったかな。一般の人に危害を与えるというのは、今までの問題とはまた別に、問題視されるべきものなのかなと」
(「グッド!モーニング」2022年4月4日放送分より)
https://news.yahoo.co.jp/articles/a520a3aafdccee8a4ee2e41df890d1c471dc90ca
“撮り鉄”殺到・・・「押し出された」一般客 線路転倒(2022年4月4日)
ウクライナ検察当局は3日、ロシア軍から奪還した首都キーウ(キエフ)近郊の各都市から民間人410人の遺体を搬出したと発表した。検視し、戦争犯罪として露関係者を訴追する方針。露軍は各地で攻撃を続け、東部ハリコフでは砲撃で子供を含む20人以上が死傷した。東部マリウポリではこの日も「人道回廊」が設置されたが、避難できたのは少数にとどまった。ただ、赤十字国際委員会(ICRC)の退避用バス7台が付近の集落に到着した。<中略>
露国防省は3日、キーウ南西ワシリコフの軍事施設や、南部ミコライフ州と西部リウネ州の燃料貯蔵施設をミサイルで破壊したと発表。ウクライナメディアによると、東部ハリコフも3日、砲撃を受けた。一方、同国軍は同日、ハリコフ周辺で露戦闘爆撃機スホイ34を撃墜したと発表した。
露軍に包囲され、市民10万人超が取り残されているマリウポリでは3日も人道回廊の設置が試みられた。ウクライナ政府によると、退避は自家用車などを使った469人にとどまった。しかし、過去2日連続で失敗していたICRCの退避バス7台が付近に到着し、市内に入れるよう露側と交渉しているという。同市当局は民間人の死者が既に数千人規模に上っている恐れがあると報告している。
全文はこちら
https://www.sankei.com/article/20220404-Q4KXQKMKMBKAPMVHWRUKCBVKQA/
日本発の国際クレジットカードブランド「JCB」
ロシアに対する欧米各国の経済制裁を受け、世界的なクレジットカード会社であるビザとマスターカードは、ロシア内でのカード事業を全面的に停止している。当初は、ロシア国内の銀行が発行したカードのみだったが、その後、ロシア国外で発行されたものも利用停止とした。その結果、ビザとマスターカードは、ロシア国内では全面停止、国外の金融機関が発行したものだけが国外で使える、という状況となった。
実は、ロシアのキャッシュレス決済比率は高い。『日本のクレジット統計』(日本クレジット協会)によると、2019年時点の民間最終消費支出に占める割合は47.0%で、日本の26.9%を大きく上回っている。カードの利用停止は、ロシアの富裕層の利用を阻止する効果が大きいと言われているが、他の大手カードや、アップル・ペイ、グーグル・ペイといった決済手段も停止されているので、市民の日常生活にも大きな影響が及んでいると推測される。
クリミア制裁を受け独自の国際ブランド育成へ
こうした事態には、一部のロシア国民はデジャブを覚えているだろう。2014年3月に、ロシアによるウクライナのクリミアの併合で金融制裁が科せられ、国内銀行が発行した一部のクレジットカードが、今回同様、国外で利用できなくなったのだ。
事態を重く見たプーチン大統領は、日本のJCBカードや中国の銀聯(ぎんれん)カードを例として挙げ、国内外で決済ができるロシア独自のシステムを開発するように指示した、とされる。当時、JCBカードと銀聯カードは、ビザやマスターカードと並ぶ国際ブランドだったからだ。
クレジットカードの表面には、カードのブランドとなるロゴマークが付いている。そして、世界中に加盟店があり、海外でも使えるカードのブランドを国際ブランドと呼ぶ。現在、国際ブランドは、ビザとマスターカード、JCB、アメリカンエクスプレス、ダイナースクラブ、銀聯カード、ディスカバーカードの7つを数えるだけ。JCBと銀聯カードを除くと、いずれも米国系である。
プーチンがJCBと銀聯カードを持ち上げたのは、非米国系であることも大きな要因だっただろう。ロシアの国営テレビでは、何度もJCBを紹介する番組を放送したと報じられている。
https://friday.kodansha.co.jp/article/237032
https://news.yahoo.co.jp/articles/e8c1d5d96c37d9e15b85ed14bf3ce3e2097b5748
ウクライナに侵攻しているロシア軍の地上部隊が、首都キーウ(キエフ)近郊ブチャで多数の民間人を殺害していた疑いが、現地入りしたウクライナ軍や報道機関の指摘で浮上した。他の都市でも露軍部隊による民間人殺害や暴行が報告されており、ブチャの惨状は氷山の一角とみられる。
2日、ブチャに入ったAFP通信の記者は、「静かな並木道に、見渡す限り遺体が散乱していた」と表現した。記者が確認した約20人の遺体は、いずれもジーンズやスニーカーなどを身に着けており、軍人には見えない服装だったという。
遺体は露軍の激しい攻撃で廃虚と化した市内各地に点在している。英紙サンデー・タイムズは2日、ブチャの民家の地下室で、両手両足を縛られた子どもを含む男女18人の遺体が見つかったと報じた。遺体はバラバラに切断されていたという。
犠牲者の多くは18~60歳の男性だとの情報もある。撤退決定を受けて露軍が組織的に住民を殺害したとも考えられる。露軍部隊が遺体や民家に地雷を仕掛けているとされ、民間人被害の全容把握には時間がかかりそうだ。
ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は3日、米CBSニュースのインタビューで、「ジェノサイド(集団殺害)だ。ウクライナの国と国民全体を抹殺しようとしている」と強く非難した。英国のエリザベス・トラス外相は3日、「無実の市民への無差別攻撃は戦争犯罪として調査されなければならない」との声明を発表した。
【ヘルシンキ時事】北欧のフィンランドで、ロシアへの脅威論が高まっている。1300キロ以上の長い国境を接し、これまでは対立回避を念頭に中立政策を掲げてきたが、軍事力に物を言わせたロシアのウクライナ侵攻を機に、北大西洋条約機構(NATO)加盟を求める世論が増大。人口約550万人の小国は、外交・安保政策の転換を迫られている。
1917年にロシア帝国から独立したフィンランドは、第2次大戦中にソ連と2度にわたり戦火を交えた。最初の「冬戦争」(39~40年)では奮闘の末に独立を守ったものの、東部カレリア地方など国土の1割を奪われた。
こうした歴史から、ソ連を刺激する政策を避け、冷戦終結後も米国主導のNATOに加盟しない道を選択。西欧民主主義に共鳴しながらも、対ロ関係も重視する中立の立場を貫き続けた。国民の意識としても中立の考え方は根付いている。
ところが、ウクライナ侵攻で路線修正を求める声が強まっている。少数派だったNATO加盟支持は、2月の侵攻開始直後の世論調査で初めて過半数(53%)を記録。3月半ばには62%に達した。
政府機関に勤務する首都ヘルシンキ出身のマティさん(60)は「歴史的経緯や地政学的な問題から、フィンランド人のウクライナ情勢への関心は非常に高い」と指摘。「人々は(ロシアの行動を)憂慮し、それが国の将来にどのような影響を及ぼすかを案じている」と語った。また、ヘルシンキ郊外の保育園勤務の女性は「ロシアに心を許してはならない」と述べ、「(侵攻されたら)もちろん戦う」と断言した。
政府は慎重姿勢を保ちながら、NATO加盟論議を進めていく方針。ニーニスト大統領は3月半ば、「結論を出すのは代替策とリスクを分析してからだ。政策見直しは注意深く行う」と述べつつも、国の将来にとって「安全な解決策」を見つける必要があると強調した。
一方、フィンランド安全保障情報庁は声明で、NATO加盟の政策決定に影響を与えようと、ロシアがさまざまな試みを仕掛けてくる可能性があると言及。サイバー攻撃を含む介入に警戒を呼び掛けた。
時事通信 2022年04月04日07時02分
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022040300228
中国、ロシアの制裁逃れ支援を否定
【AFP=時事】中国は2日、ロシアの制裁逃れを支援する行為は一切していないと主張した。欧州連合(EU)は1日、オンライン会談で中国に対し、ロシアのウクライナ侵攻を支援すれば、EU・中国間の関係に悪影響を及ぼしかねないと警告していた。
中国政府は、同盟国ロシアによるウクライナ侵攻を非難しない姿勢を維持している。
中国外務省の王魯●(●は丹にさんづくり、Wang Lutong)欧州局長は2日の記者会見で「わが国は、欧米諸国がロシアに科した制裁を故意に回避する試みは一切行っていない」と主張。一方で、「わが国は制裁に反対する。制裁の影響が他の国々に波及する恐れもある」と述べた。
欧州委員会(European Commission)のウルズラ・フォンデアライエン(Ursula von der Leyen)委員長は「中国はロシアに対する影響力を持っている」との認識を示した上で、中国には「責任をもってこの戦争を終わらせる」ことが期待されると述べた。
しかし、王氏は2日、中国の役割を「過大評価」するべきではないとくぎを刺し、ウクライナ侵攻は欧州の安全保障に関する問題とした上で、「鍵を握っているのは中国ではない。米国とEUだ」として、「解決するのは欧州人だ」と訴えた。【翻訳編集】 AFPBB News
https://news.yahoo.co.jp/articles/f0e7ca6634d981998c8a20ac1dc8d9cee54cc16d