大阪市:水と大気中のCO2等から生成する人工石油(合成燃料)を活用した実証実験について (…>大阪市の環境の施策>地球温暖化対策)
https://www.city.osaka.lg.jp/kankyo/page/0000588970.html#QA
2023年11月28日
よくあるお問合せを踏まえ、更新しました。(令和5年11月28日更新)
大阪府、大阪市、大阪商工会議所は、「実証事業推進チーム大阪(以下、「推進チーム」という。)」を組成し、革新的な技術や製品・サービスの実証実験を行いやすい環境を整え、国内外から企業を呼び込み、「実証事業都市・大阪」の実現に向けた取組を推進しています。
令和5年1月11日(水曜日)から令和5年1月17日(火曜日)には、本市が実証フィールドとして提供した花博記念公園鶴見緑地において、サステイナブルエネルギー開発株式会社が、水と大気中のCO2等から生成する人工石油(以下「合成燃料」という。)による発電システムの構築に向けた実証実験を実施しました。
同社によると、特殊な光触媒を用いて、水と大気中のCO2からラジカル水(化学反応を起こしやすい活性化水)を作り、ラジカル水に大気中のCO2と種油(軽油、重油、灯油など)を反応させることで、種油と同じ組成である合成燃料を連続的に生成するとされています(種油は、初回のみ鋳型として使用するだけで、2回目以降は、合成燃料を種油の代わりとして使用)。生成した合成燃料により発電機を稼働させ、電気自動車へ充電しました。また、発電時の硫黄酸化物等の大気汚染物質の排出状況等を確認し、発電能力の安定性を検証することで、今後、連続運転に対応できる機器の開発につなげるとしています。
合成燃料が大気中のCO2を炭素源として生成されれば、化石燃料と異なりカーボンニュートラルな燃料として期待されます。
今後も推進チームでは、実証支援の取組を積み重ね、大阪における新たなビジネス創出に取り組みます。
https://www.city.osaka.lg.jp/kankyo/cmsfiles/contents/0000588/588970/gaiyou.JPG
実証実験概要
実施期間
令和5年1月11日(水曜日)から令和5年1月17日(火曜日)まで
実施場所
花博記念公園鶴見緑地 中央広場(略)
実施主体
サステイナブルエネルギー開発株式会社(本社:仙台市青葉区)
代表取締役社長 CEO 光山 昌浩氏
実施内容
特殊な光触媒を用いて水と大気中のCO2からラジカル水(一酸化炭素と水素を含んだ化学反応を起こしやすい活性化水)を作り、ラジカル水に種油と空気中のCO2を混合し、合成燃料を生成。
生成した合成燃料により発電機を稼働させ、電気自動車へ充電。
合成燃料により発電した際に排出される硫黄酸化物等の大気汚染物質が、化石燃料の場合よりも減少することを確認するとともに発電能力の安定性を検証。
よくあるお問合せ
Q1 実証実験の結果について教えてください
A 本市及び推進チームは、実証結果の検証や評価等を行う立場にはありません。大阪商工会議所のホームページ「先端技術を活用した実証実験を検討されている方は、ぜひ大阪へいらっしゃい!」の「これまでに実施した実証事業の2022年度の支援実績」に実証実験の概要が記載されておりますのでご確認ください。
https://www.osaka.cci.or.jp/innovation/digital_transformation/osaka_demonstration_experiment/demo-experiment_how-to_proceed.html
実証実験の結果等に関する詳細な内容のお問合せにつきましては、実験実施主体である事業者(サステイナブルエネルギー開発株式会社)に直接お問い合わせ下さい。
https://sustainable-energy.co.jp/#1
なお、本市及び推進チームは、フィールドの提供という面で支援を行ったものですが、実証の内容には関わっておらず、資金面での支援も行っておりません。
Q2 現在の進捗状況について教えてください
A 本市では把握しておりません。実験実施主体である事業者(サステイナブルエネルギー開発株式会社)に直接お問い合わせ下さい。
https://sustainable-energy.co.jp/#1