【ステロイドドーピングの怖ろしさ】
— 二重作 拓也 (@takuyafutaesaku) May 7, 2025
ステロイドドーピングで心筋が肥大した心臓(左)、正常の心臓(右)。左は「サイズは大きいが、心室が狭い」、心筋が分厚くなり過ぎて、血液が入る容積が小さくなっている状態。心臓のポンプ機能が低下している。やめておこう。 pic.twitter.com/SmGOuDOiVD
アナボリックステロイドの乱用を防ぐため、昨年7月に日本製薬団体連合会と共同宣言を出したスポーツ庁の室伏広治長官に、その狙いを聞いた。
――昨年7月、「スポーツにおける医薬品の不適切使用の防止に関する共同宣言」に調印した。
「近年、健康増進のために体を鍛えることが世界的に広まっている。うれしい半面、更年期障害などの治療薬であるアナボリックステロイドを筋肉増強剤として使う人がいる。インターネット上などで気軽に入手でき、リスクもないといった間違った情報が横行していることは断じて許されることではないと考えた。アンチドーピングの考えをトップアスリートに伝えるだけでは十分ではないと感じた」
「製薬業界の方と話をしたら、彼らも治療目的で生成された薬が間違った使い方をされるのは許されることではない、ということで意見が一致した。国民の健康を守るために公衆衛生上の問題として捉え、製薬団体連合会と一緒にメッセージを発信した」
――一般の愛好家の中にも健康を害してでも薬を使い、筋肉肥大にこだわる人がいる。
「トレーニングは正しい休息…
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