私が生活する中国の上海には、日本代表を応援する「SAMURAI BLUE応援会上海支部」という中国の若者が結成した組織があり、彼らが集まるというバーでともに日本対ドイツの試合を観戦することしたからです。
「森本貴幸選手が一番好きです。見てください。彼の2010年のユニホームを持っています」
「2018年のロストフの14秒もここで皆と見ていました。バモ、ニッポン」
約20人の中国の若者がバーには集まっており、私が日本人サポーターだと分かるやいなや、日本代表への熱意や敬意を立て板に水のごとく私へ話してくれました。
森本選手のことや、日本代表のチャント「バモ! ニッポン(VAMOS NIPPON)」を中国で中国人と歌えるとは私も思っておらず、彼らの本気度に非常に驚かされ、嬉しくもありました。
そして、試合結果はみなさんご存知のとおり、日本代表が2-1とドイツに逆転勝ち。私も大興奮でビールを飲んでいると、そこへ友人から連絡があり、どうやら私が試合前に投稿した日本代表激励動画が凄いことになっていると教えてくれました。
動画を確認してみると、同時接続1万人、すでに再生数は100万回を超えており、「本当に感動した!」「この興奮を日本人のあなたにぶつけたい! ありがとう!」など、日本代表への賞賛でパンク状態となっていました。中国での日本代表バブル到来です。<中略>
「とにかく“酸”です。久保田さん、この意味を知っていますか?」
これは先日、上海で行われた日本サッカーについて討論するイベントで、中国のビジネス紙「第一財経日報」のサッカー記者、佟(トン)氏が私へ質問してきたことです。この中国語の意味は「嫉妬」であり、つまり同じ東アジアである日本がW杯で躍動する姿をとても嬉しく感じるが、強烈に嫉妬もしている、ということなります。
「売上は倍になりました。やはり三笘薫選手が一番人気です」 最後に、こう話してくれたのは中国のネットサイトにて日本代表ユニホームを販売する高(コウ)氏です。1500円という値段からすると、おそらく彼が販売しているのは偽物の日本代表ユニホームなのですが、何はともあれ日本代表の今回の躍進により、ユニホーム売上は好調、数多くの中国人に日本代表の影響が出ていると感じます。
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https://news.yahoo.co.jp/articles/ba26465e783ed381f41675391a5223deebed6a59
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