3車線ある道路の真ん中の車線、黒のレクサスが被害者の車のすぐ前に入り込み、ハザードランプをつけて停止させた。両側の車線を車がビュンビュン通っていく。夜の東名高速道路で起きた出来事だ。
そのレクサスから降りてきた男は、夜にも関わらず大ぶりの真っ黒なサングラスをかけていた。被害者の車へと歩み寄り、冒頭の恫喝めいた言葉を放った。さらに車体後方のドアを蹴りつけ、正面に回ると、被害者の車のナンバーを紙に書きつけ、スマートフォンで撮影を始めた……。
被害者の車に備え付けられたドライブレコーダーには、男の異常な行動が納められていたという……。
神奈川県警は12月6日、あおり運転を繰り返したとして、埼玉県に住む無職の蛭田和良容疑者(57)を逮捕した。
東名高速で乗用車3台に“あおり運転”
「今年2月、横浜市から東京都世田谷区までの東名高速道路の上り線で乗用車3台の前に割り込んで停止させたとして、道路交通法違反の疑いで逮捕されました。現在は釈放され、今後は任意で捜査が進められるようです」(全国紙社会部記者)
警察の取り調べに対して容疑を認め、“交通違反をした車に直接、注意するためだった”などと供述しているという。
あおり運転を繰り返し、冒頭にある暴挙に出たこの男は一体どういう人物なのか。さいたま市にある容疑者の自宅一軒家を訪ねた。
近隣住民によると、
「ここには’92年に引っ越してきて、両親、兄、容疑者が住んでいました。結婚を機に容疑者はこの家から一度は離れましたが、両親が亡くなり、相続した兄も今年の3月に他界したため、再び戻ってきた」
お金に困っていたようで、
「今年に入って窃盗で2度逮捕されたようです。以前住んでいた、さいたま市内のアパートも家賃を滞納して今年5月に退去することになったみたいですね」
「2万円入れてください」近隣住民に“金の無心”
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