低迷するEVの戦略見直し相次ぐ、米国市場での販売も見通せず…当面はHVに注力の構え
自動車大手が電気自動車(EV)戦略を相次いで見直している。世界的な市場の伸び悩みに加え、トランプ米政権の環境規制の見直しや支援策の廃止により、米国市場での販売が見通せないためだ。当面はハイブリッド車(HV)に注力する構えだが、将来的にEV市場は拡大するとみられ、難しい投資判断を迫られている。(奈良橋大輔)
米国でEVが最も売れるカリフォルニア州は、35年までにガソリン車の販売を禁止する規制を導入していたが、トランプ氏は6月、規制を無効にする連邦議会決議に署名した。
各社は同州の規制に照準を合わせて開発を進めてきたため、大手幹部は「稼ぎの少ないEVを無理に作る必要もなくなった」と話す。
https://www.yomiuri.co.jp/economy/20251126-OYT1T50217/
