「中国に置く半導体生産拠点を撤収できないのか?」
米国はサプライチェーン再編の最大の目標を、最先端半導体の独占に置いている。日本の安全保障分野の専門家は「AIや量子コンピューター、バイオなど、米国が中国に優位を保っている分野に欠かせないのが、最先端の半導体だ」と語る。そして、最先端の半導体を生産できる企業は、世界で事実上、韓国のサムスン電子、台湾のTSMCの2社に絞られつつある。
米国は水面下で韓国政府を通じ、サムスン電子が中国に置く半導体の生産拠点を撤収できないか、探りを入れているという。米韓関係筋は「サムスンは、中国で生産しているのは最先端ではない半導体だから問題ないだろうと反論しているようだ。だが、米国は、生産拠点があれば、人材や情報が漏れることになるとして、サムスンの態度に不満を持っている模様だ」と語る。<中略>
ただ、米韓関係はこれですべて進展したことにはならない。サムスン電子は依然、中国国内に半導体の生産拠点を維持している。サムスンにしてみれば、「中国から撤退しろというなら、代わりのマーケットを見つけてくれ」と言いたいところだろうが、米国は「それはサムスンが考える問題だ」として取り合わないという。
全文はこちら
https://news.yahoo.co.jp/articles/64f739cdb797b79e8ac1ad06ffa41e58f63f7f30