感染症で車エビ大量死 県が養殖業者に注意呼びかけ 宮古島市
http://www3.nhk.or.jp/lnews/okinawa/20211221/5090016692.html
宮古島市では、先月地元の漁協が運営する車エビ養殖場でおよそ140万匹のエビが甲殻類にだけ感染する車えび急性ウイルス血症という感染症で死にました。この養殖場では、5年前から毎年、同じ病気で死ぬエビが見つかっていて、これまでは出荷時期に発生していましたが、ことしはエビの成育時期に発生したため初めてエビが全滅したということです。
県は、県内のほかの養殖業者に対し、感染に注意するよう呼びかけています。漁協は今回の事態を受けて、来年は養殖を見送るということです。
これとは別に去年10月、大宜味村にある養殖場で国内で初めて、特定疾病に指定されているエビの伝染病で「バナメイエビ」が10万匹近く死んだ問題では、養殖場を運営する業者がことし8月に養殖の再開を村に申請しました。
しかし村は住民の理解が得られておらず、再び病気が起きる可能性が払拭できないとして申請を承認しませんでした。