政府の金融市場介入のため、韓国のモルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナル(MSCI)の先進国(DM)指数編入は難しいという主張が出た。
米経済誌ブルームバーグのコラムニスト、シュリー・レン氏は5日(現地時間)、「韓国はMSCIエリートクラブ(DM指数)に入る準備ができていない」という見出しのコラムで、「韓国政府は中国のように市場干渉を我慢できないようだ」とし、「韓国は様々な措置にも、依然MSCI先進国指数編入の準備ができていない」と主張した。
韓国は現在、MSCI新興国指数に編入された状態だ。2008年にMSCI DM指数編入のための観察対象国リストに入ったが、海外の要求条件を十分に満たすことができず、2014年に名簿から除外された。昨年6月には観察対象国への登録に挫折した。
これに関連し、韓国政府は先月、外国為替市場の取引時間延長などを盛り込むなどの先進化対策を打ち出し、国内証券市場のMSCI先進国指数編入を積極的に推進してきた。海外投資家登録制(IRC)を年内に廃止し、早ければ来年下半期から現在は午前9時~午後3時30分となっている外国為替市場開場時間を午前2時までに延ばす計画だ。海外所在の外国金融機関も国内外国為替市場に参加できるようにする方針だ。
しかし、レン氏は韓国政府の先進化対策は「市場親和的とは言えない」とし、政府の介入がなければ実を結ぶことができないと主張した。
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