フジ社員は「会見に携わった社員に他部署の社員が『会見、お疲れさま』と声をかけても、両者ともに笑顔はない。フジがどうなるか不透明な状況なので暗いムードが漂っています」と明かす。
フジといえば、他のキー局にはいない〝イケイケ体質〟なテレビマンがおり、明るい社風で知られているが、会見翌日に同局を訪れた関係者も「いつも笑顔でテンション高くあいさつしてくれた社員も、別人かと思うくらいに暗かった」と証言する。
無理もない。同局の2024年9月中間決算では半年間の売上高1156億円のうち、CM収入(放送収入)は712億円。すでに数十億円規模の減収になっているとみられ、第三者委員会の調査結果次第では、数百億円規模の減収になる可能性もあるからだ。
別のある社員は「2022年以来の希望退職を募るのでは?との憶測も広がっている。このとき100人以上が退職し、ネットフリックスなど勢いのある動画配信サービスに転職した者もいるが、すぐにクビを切られてしまったケースも少なくない。若手社員はさまざまな業種に転職しやすいだろうが、勤続歴の長い社員はビビりまくっている」と声を潜める。
中居氏の女性トラブルの背景に会食があったことから、局内のあらゆる〝新年会〟も続々と中止になっているという。
それだけではない。フジの騒動がテレビ業界全体にまで波及している。民放各局や地方局は過去に取引先や番組関係者との間で不適切な行為などはなかったか社内調査を開始。公表はしていないものの、水面下では〝告発合戦〟の様相を呈しているという。
「社内調査では、社員同士の不倫や交際費などの不適切な利用などを匿名で告発するケースが多発している。気にくわない者の情報を盛ったり、真偽不明の情報も多く、さながら〝告発合戦〟の様相です。すべてを調べるわけにもいきませんし、調査をすることで社員同士が疑心暗鬼になり、ギスギスしたムードになりつつある。酒席などで社員が懇親の場を持つこと自体、やりにくくなりそう」(あるスタッフ)
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