米シリコンバレー銀行(SVB)の破綻とスイスの投資銀行クレディ・スイス(CS)の危機など、米欧金融不安の余波もあり、日本円が再び安全資産として浮上しているようだ。
聯合ニュースなど複数の韓国紙は29日、ブルームバーグ通信の報道をもとに、米・欧州銀行圏の危機で米ドルとスイスフランの安全資産の地位が打撃を受け、円が再び好まれていると報じた。
今月に入ってからドルに対する円の価値はこの日まで3.8%上昇し、ドルを除く世界主要10カ国通貨の中で最も高い上昇率を示した。
通常、米国の銀行株が急落するとドルは上昇する。しかし、米連邦準備制度(FRB-Fed)が銀行不安のため、高い基準金利を長期間維持するという金融政策の基調を覆すと見る投資家が増え、円安の根拠が弱まっているということだ。
ウォール街も円の見通しを弱気から強気に調整している。
アリアンツ・グローバルは景気後退の見通しに円を含めて防御的な取引をしており、ステートストリート・グローバル・アドバイザーは円を好むポートフォリオを出した。
ドイツ銀行の投資部門であるDWSグループは、今後1年間で1ドル当たり125円まで上昇すると予想した。モルガン・スタンレーはさらに、円の価値が1ドル当たり120円まで9%上昇すると予想している。
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