すげええええええ!! やませだ!!
— すぽんちゅ (@Iwatekko6969) May 23, 2025
皆さん、この写真の向こうの半島にかかる霧が、なんか不思議な形してると思いませんか?
これがいわゆるところのやませ、古くは岩手県地方に繰り返し飢饉をもたらし「餓死風」と呼ばれた、冷涼で湿潤な海寄りの風、それの実体を写した画像であります。 https://t.co/dCATZk4IYI
かの宮沢賢治が詩「雨ニモマケズ」の中でオロオロ歩いた「寒さの夏」は、東北地方の太平洋側に吹く「やませ」という冷たい風に関係があるとされている。「やませ」は、梅雨から夏の盛りに向かう時期に、海を渡って北東から吹いてくる冷たく湿った風だ。日本の北の海上に冷たいオホーツク海高気圧が居座ると、そこから風が吹き出してくる。
というのが、「やませ」についてのこれまでの説明だが、なぜ冷たい風が日本列島に向かってくるのか、その仕組みがよくわからなかった。北海道大学の西川はつみ(にしかわ はつみ)学術研究員、三重大学の立花義裕(たちばな よしひろ)教授らの研究グループは、3隻の観測船で同時観測した結果をもとにその仕組みを見つけ、このほど発表した。南から来る黒潮と北からの親潮がぶつかるところにできる大きな水温差が、北から吹いてきた冷たい風をねじ曲げて日本列島に向かわせていた。
立花さんらは2012年7月、千葉県から福島県にかけての太平洋沖、東経143度の南北線上に3隻の観測船を出して気球をあげ、上空の風を観測した。この海域では南からの黒潮、北からの親潮がぶつかり、東西に伸びる境目の南側で水温が高く、北側で水温が低くなっている。その結果、黒潮の海域には低気圧が、親潮の海域には高気圧ができていて、その間を東から西に風が吹いていた。
全文はこちら
https://scienceportal.jst.go.jp/newsflash/20170627_01/index.html
この湿気混じりの海風は5〜8月にかけて海から陸地に這い上がり、秋田県境の雫石地方まで、すっぽりと岩手県上空に蓋をして飢饉をもたらす冷たい風なんですな。
— すぽんちゅ (@Iwatekko6969) May 23, 2025
それが証拠に、この霧は山を降って、雪崩のように斜面を降りてきて、盆地に溜まる、という特徴があります。
このやませが来て、しかもそれが低地だったりすると、周り全部がすっぽり白い霧に包まれ、手を伸ばすと掌が見えなくなるレベルになる。
— すぽんちゅ (@Iwatekko6969) May 23, 2025
しかもこの霧はすこぶる寒い。「底冷え」という感じで、人間の生命力そのものを奪うような寒さを纏った霧なので、米を作るどころか外で活動するのも嫌になる。
この霧こそが、岩手地方に繰り返し凶作と飢饉、餓死をもたらしてきた風、いわゆる「餓死風」なんですよ。
— すぽんちゅ (@Iwatekko6969) May 23, 2025
私が岩手県沿岸部に住んでた時は、夏になるとゾッとするぐらいよく見えた。真夏でもエアコンを31度に設定してフル稼働してないと寒くて暮らせなかった。
誰かこれを資料としてまとめるべき。
やませの凄いところは、こんな風に写真に撮られるぐらい、目に見えるところなんですよ。
— すぽんちゅ (@Iwatekko6969) May 23, 2025
私が岩手県沿岸部に住んでた時も、「あー、来たな……!」と思ってる数分の間に周囲が全て冷たくて寒い霧に包まれるとかザラだった。移動が目に見えるから、まさに死神そのものなんですよね。
同じく岩手沿岸で出会ったやませです。ご査収ください。 pic.twitter.com/6PSPQV9zAL
— はつおん (@hatsu_on) May 23, 2025
動画でどうぞ!
— 斑咲 (@murasakijasi) May 23, 2025
今年のヤマセは濃いかなーと
ヤマセが出てくれると夏が涼しくて楽です pic.twitter.com/YX8kVqlRDU
学生の時地理で習いましたが、こんな凄まじい現象だったとは…。
— ささげ(朧くみ) (@5ULoNDm2Hjyx6NK) May 23, 2025
ほええ、霧の塊が迫って来とる…
— あざらし船長@通関士試験解説 (@captainumihyo) May 23, 2025
知識としては知っていましたがしっかりと見える物なんですね🥸
— ほねちゃん (@PzK7NSelgv46a6Q) May 23, 2025
見るからに寒々としてきます🥶
やませだぁぁぁぁぁぁ!!!
— 司卯月 (@siu_duki) May 23, 2025
くんなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!
( ま た 米 が 高 く な る ! )
他の地域の人達に話すと「なにそれ?」って反応されますよね。見た目のインパクトがあるので写真を見せると感動されますが。
— つきはな (@1Ac9rlNtxD35792) May 23, 2025
どんなに昼間気温が上がっても、これが海に見えると「ああ、夜は冷えるな、またヒーター入れなきゃ…」って思っていました。
へえええええ。中学校の社会で出てきたので名称だけは知っていたんですが、「風」だと思っていたので、これほど明瞭に視認できるという事実にまず驚きました。また、それほどに厳しい災禍をもたらしていることも、恥ずかしながら全く知りませんでした。
— Komi (@komiyamian) May 23, 2025
岩手県ってある意味北海道より試される大地なのかもしれない
— Rいち🧚🏻 (@fukuharaksan) May 23, 2025
小学背の頃に習ったきりですが、こんな壮大な現象だったとは…
— おしぼり0423 (@shibuya1987) May 23, 2025
異常高温が続いたと思ったら、今度は冷害ですか…?
「やませ」って、三陸の人はみんな知ってるどころか、日常生活に影響があり会話にもよく出てくるのに、その他の地域の人は、ほとんど知らない。
— ららら らー (@LaLaLanLanLan) May 23, 2025
沖縄の常識を、他地域の人がほとんど知らないことが多い。
この日本の多様性って、ちょっと旅行したぐらいでは気づかないよな。
確か平成の大凶作の頃に下北半島とかで、作況指数一桁とか恐ろしい数字を叩き出したやつだ……
— 上里来生 (@kamisato_3) May 23, 2025