1:名無しさん




上田:それを聞いて思い当たるところがあります。私の運営する少人数ゼミは、慶應義塾大学看護医療学部の学生と合同で進めていますが、かつて慶應生から「東工大生は人間らしくない」と言われました(笑)。東工大生の議論を聞いていても、人間の話をしているのかロボットの話をしているのかが分からない、と。それを聞いた時、ものすごい衝撃でした。さらに看護医療学部生が1万回くらい使っているのに、東工大生は卒業するまで1回も使わないであろう言葉があることに気づきました。それが「寄り添う」です。私は、苦悩や痛みに寄り添う、ということを授業で話していますが、本学の学生や教職員から「寄り添う」という言葉を聞いたことはほとんどない。ボキャブラリーとして持っていないのかもしれません。今の梅室先生の話を聞いて、こうした面をコンバージェンス・サイエンスで拡大できるのではないかと感じました。

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