オリンパスは24日、消化器用メタリックステントなど消化器科処置具を製造する韓国の医療機器メーカー、テウンメディカル(京畿道金浦市)を3億7000万ドル(約483億円)で買収することで合意に達したと発表した。オリンパスが年商640億ウォン(約66億円)の韓国企業を買収したのは、その技術力を高く評価したためだ。
オリンパスのセラピューティック・ソリューションズ部門責任者、ガブリエラ・ケイナー氏は「テウォンメディカルは消化器用メタリックステントの完全なポートフォリオを保有している」と指摘した。
テウンメディカルは胆道、食道、大腸、十二指腸の治療に用いるメタリックステント分野の世界的な有力企業。ステントは血液や体液などが流れる血管などが狭くなった際にその流れを円滑にするために入れる金属製の網だ。ステントは手術せずに内視鏡で治療を行う低侵襲治療の核心となる。
テウンメディカルは米国、日本、欧州を含む約70カ国に年間3000万ドルの輸出を行うが、対日輸出だけで100億ウォン以上に達する。参入が困難なことで知られる日本市場でシェア1位を維持している。韓国国内で88件、海外で91件の特許を保有している。
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