セーフホールドモードに移行した原因を調査した結果、姿勢制御に用いるリアクションホイール(RW)4台のうち1台の回転が止まっていることが判明しました。調査の結果、再び使用可能な状態であると確認できましたので、現在、RWを再起動し、姿勢を立て直しているところです。
— 小惑星探査機「はやぶさ2」 (@haya2_jaxa) May 9, 2025
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は9日、小惑星探査機「はやぶさ2」が、機体の安全を確保する「セーフホールドモード」になっていた原因を調査した結果、姿勢制御に用いるリアクションホイール4台のうち1台の回転が止まっていたことが判明したと発表した。
リアクションホイールとは、モーターで円盤を回転させて姿勢を制御する装置。初代「はやぶさ」でも小惑星「イトカワ」へ接近中に3台のうち2台が故障したため、はやぶさ2ではトラブル回避のため4台搭載している。
現在、リアクションホイールは4台とも再び使用できる状態だと確認されていて、再起動し立て直しているところだという。5月中には姿勢を立て直し、メインのエンジンであるイオンエンジンの運用を開始する予定としている。
https://www.j-cast.com/trend/2021/03/22407761.html?p=all