実業家の堀江貴文氏(50)が、27日深夜放送の、TOKYO FM「TOKYO SPEAKEASY」(月~木曜深夜1・00)に出演。日本の漫画文化の現状について持論を展開した。
冒頭から「俺、『鬼滅の刃』で日本の漫画が10年遅れたと思ってますから」と語り出すと、ゲストで漫画家の東村アキコ氏も「ジャパンシステムでまだまだ儲かっちゃうんじゃんって出版社の方もなったのはあるよね」と同意した。
堀江氏は「もちろん鬼滅は素晴らしいん漫画ではあるんですけど」と前置きした上で、「ジャパンシステムがあれで延命しちゃいましたよね」と指摘。両者が言う「ジャパンシステム」とは本で横読みで白黒をスタンダードとする日本の漫画のこと。近年ではスマホなどで読む縦スクロールでオールカラーの「ウェブトゥーン」が世界的に増加しており、堀江氏は「(日本でも)一気にウェブトゥーンにやられるんじゃないかと思っていた」とした。
そんな予想に反し「鬼滅の刃」は単行本全23巻の累計発行部数1億5000万部突破の大ヒット。さらに「ワンピース」は昨年8月の103巻発売時点で全世界累計発行部数が5億部を突破しギネス記録に認定されるなど、日本ではまだまだ本で読む白黒漫画が根強い状況だ。
堀江氏は「メルマガで僕の漫画を連載してもらっているんですよ。それをインスタに上げるといいねがめっちゃ少ない。こんなオッサンの顔の自撮りの方がいいねが倍以上つく。それがなんでかっていうと、漫画がモノクロなんですよ」と自身のエピソードを交えつつ、日本でも漫画のカラー化をさらに進めるべきだと語っていた。
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