プロ野球のオーナー会議が10日、東京都内で開かれ、投手の投球間隔を制限する「ピッチクロック」について今後、12球団と日本野球機構(NPB)で導入を検討することが決まった。
議長を務める西武の後藤高志オーナーは記者会見で、新たなファン層獲得に向けて「試合時間短縮は非常にメリットがある」と強調。2026年3月に開催予定の第6回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)でピッチクロックが採用される可能性も踏まえ、「検討を始める意義は十分にある」と話した。榊原定征コミッショナーも「大リーグでは20分強の時間短縮が実現されてきたという報告もある。一つの手段として検討していきたい」と語った。
ピッチクロックは今季から大リーグで採用され、投手は走者なしのケースでは15秒以内に投球動作に入ることなどを定めた。ベースの拡大や守備シフトの制限といった新ルールについても、来月の実行委員会から検討を開始する。
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