バレーボール男子でネーションズリーグを開幕から10連勝した日本代表が10日、フィリピン大会を終えて成田空港に帰国した。現地ファンの熱狂ぶりから代表チームに警備のSPがつき、特に現地で抜群の人気を誇った高橋藍(21)=日体大=には単独でSPもつく異例の厳戒態勢だったことを語った。
高橋は「東南アジアで顔受けするんですかね」と笑い、「すごかったですね。めちゃくちゃ歓迎ムードでした。会場も歓声があがるのでホームのような感じで、日本の会場とは違うんですが、すごい熱を感じた」と声を弾ませた。
東南アジアでは日本のアニメ「ハイキュー」などの影響からバレー人気が高く、男子日本代表は愛されている。選手たちが試合に専念するために今回は大会側からチームにSPが派遣され、ファンサービスも最終日だけ解禁。ファンサービス時には、高橋だけは人が押し寄せすぎて危険だったため、わずか5分で切り上げたという。
大会中は高橋に特別に単独でSPがつき、外出や食事なども含めて常に行動をともにしたという。「正直、あまり外に出られませんでしたね。SPとはホテルの近くのスタバにも、一緒に行きました。僕のおごりで」。この日も空港には日本人ファン20人程度が待ち受けており、選手たちもサインや写真の求めに気前よく応じた。快進撃が続く限り、バレーブームも続いていく。
https://news.yahoo.co.jp/articles/ea30a35bb11a139b4b04eb972a39e4d273648f96