茨城県阿見町の物流センターで、先月30日に火災が発生し、丸4日たっても鎮火には至っていません。消防によりますと、断熱材などがくすぶり続けているため、鎮火にはあと数日かかる見込みだということです。警察や消防によりますと、先月30日の午後6時50分ごろ、阿見町星の里の「SBSフレック」の物流センターから火が出ていると消防に通報がありました。
発生から4日夕方で丸4日がたちますが、消防によりますと、ほかの建物への延焼は食い止めたものの、外壁の断熱材などが、いまだにくすぶり続け煙が出る状況が続いているということです。
4日も重機を使い、倉庫の壁を崩しながら消火にあたっているということですが、鎮火の見通しは立っておらず、あと数日かかる見込みだということです。この火災では、発生当日、下請け会社の40代の男性がのどの痛みを訴えて病院に搬送されたほか、2日には、消火活動にあたっていた41歳の男性消防士が体調不良を訴えて、熱中症の疑いで搬送され軽症だということです。
会社側によりますと、この物流センターは鉄骨造りで、延べ床面積はおよそ7300平方メートルあり、冷凍や冷蔵の施設などを備え、複数の食品メーカーの製品を保管して、需要に応じて出荷する機能を持っているということです。
今後の業務についてはグループ会社を含めて協議しているということですが、先月から稼働を始めたばかりで、保管していた商品は少なく、全国にも同様の機能の拠点があるため大きな影響はないとみられるということです。
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