『笑っていいとも!』を放送していた頃には考えられない異常事態が起こっている。4月からフジテレビは昼の情報番組を坂上忍MCの『バイキングMORE』から佐野瑞樹アナ、山﨑夕貴アナ進行の『ポップUP!』に変えた。だが、視聴率は惨敗が続いている。
「5月になっても世帯視聴率1%台の日があります。しかも、テレビ東京の『昼めし旅~あなたのご飯見せてください!~』に負ける日すらあるんです。たとえば、5月25日は『ポップUP!』1.7%、『昼めし旅』1.9%でした」(民放スタッフ)
民放テレビ局で万年視聴率最下位と言われるテレビ東京。他局は数字が下がれば“振り向けばテレ東”というフレーズで危機感を煽られてきたが、フジのお昼はその局にさえ抜かれてしまった。
「いつも負けているわけではないですが、僅差が多い。『いいとも』が毎日15%くらい取っていた時代が懐かしいですよ。この時間帯は世帯視聴率だとテレビ朝日の『大下容子ワイド!スクランブル』が6~7%で1位、TBSの『ひるおび』が5~6%で2位。49歳以下のコア視聴率だと、日本テレビの『ヒルナンデス』が1位。だいたいこの順位で、どちらの指標でも『ポップUP!』が上位争いをする日はないですね」(同前)
■新番組の視聴率が伸びないワケ
どうして、新番組の数字は伸びないのか。
「『バイキング』は政治から芸能まで幅広く時事ネタを扱って、坂上忍が歯に衣着せぬ意見で一時は同時間帯トップに立つこともありました。だけど、『ポップUP!』は主にスキャンダルではない芸能ネタが中心で、自局のドラマを絡めるなど宣伝系が多い。『バイキング』には坂上忍の毒舌を期待する視聴者が付いていた。その人たちが離れるような番組作りなので、数字が落ちて当然でしょう。宣伝が絡むと興醒めする視聴者はかなりいる。芸能事務所に媚びている印象を与えるからでしょうか。プロダクションは喜ぶでしょうけど、少しは際どいネタを混ぜないと、視聴率を取れないと証明してしまっている」(別の民放スタッフ)
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