楽天G株反落、モバイル事業の損失拡大を懸念-ARPU改善期待支え
楽天グループの株価が反落。モバイル事業を中心に1-3月期(第1四半期)の営業損失が市場予想以上に拡大したことを受けた。一方、同社はモバイルでこれまでの無料料金プランを廃止する方針も示し、今後の1ユーザー当たり平均収益(ARPU)の改善期待が下支え要因となっている。
16日の日本株市場で楽天G株は前週末比3.6%安の816円まで下落。ただ、一時は0.8%高とプラス圏に浮上する場面もあった。
楽天Gが13日に発表した1-3月期の営業損失は1126億円と、市場予想の836億円や前年同期(373億円)よりも赤字額が大きかった。国内EC事業は堅調だった半面、モバイル事業の損失が1350億円と前年同期の976億円から拡大。楽天証券などフィンテック事業も減益だった。説明資料によると、モバイルの損失は昨年10-12月期からも164億円増え、2020年以降では最大の赤字。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-05-16/RBY73AT0AFB401