熱海市の土石流で、盛り土があった土地の前所有者の男性がSBSの取材に対し初めてカメラの前で心境を語りました。前所有者は、盛り土への関与を否定したうえで、このままでは「えん罪」になると話し、持論を展開しました。
「うちはね、名義人だけなんですよ。あくまで。名義人だけじゃないですか。実行したのは【別の運搬・造成業者】なんですよ」<前土地所有者の男性>
SBSのカメラの前で盛り土造成への関与を否定した男性。以前経営していた不動産会社で2011年まで盛り土の土地を所有していました。
「自分がこうであったことが曲げられてそれを着せされるのは納得がいかない。僕はもしこの原因が私でなければ、今、えん罪を受けようとしている。職員(従業員)も行ってない。何もしていない」<前土地所有者の男性><中略>
「(Q.現場が違法状態っていうのは知っていた?)正しい報告があれば知っていたでしょう。あれば修正をさせたでしょう。いま自分の記憶の中ではあまりそういう記憶がないので(部下が)報告をしてこなかったのかもしれないし、(報告に)来たとすれば言っていましたとしか答えようがないんだって」<前土地所有者の男性>
危険な状態の盛り土は2011年に現在の土地所有者に売却されました。その後も十分な対策が取られることはなく引き渡しから10年、土石流が発生したのです。
「(現在の土地所有者が)10年間保有している。安全に対する義務があるでしょ。だから安く買えたんじゃないですか?(Q.そうすると現場を是正する責任があるのは?)新所有者でしょ。当然として。10年間何をやっていたの」<前土地所有者の男性>
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