猫好きほど猫が嫌がる場所を撫でてしまう傾向がある!
知識と経験がマイナスになることもあるようです。
英国のノッティンガム大学(University of Nottingham)で行われた研究によれば、猫に対する知識や経験があると自己評価する人は、猫が触られたくないと感じる場所もモフってしまう傾向が高いと判明した、とのこと。
一般に、猫には顎の下や耳の付け根など触られると喜ぶ場所がある一方で、お腹など触られたくないと感じる場所があることが知られていますが、「自称」猫に詳しい人たちは猫が好む場所に加えて、猫が嫌がる場所にも手を伸ばしていました。

上の図に示したように、一般に、猫には顎の下や耳の付け根など触れられると嬉しい「緑色」の部分と、猫によって喜んだり嫌がったり反応が異なる「黄色」の部分、多くの猫が触れられると嫌がるお腹などの「赤色」の部分があります。
研究者たちは「触れ合いタイム」中に被験者たちが猫のどこにどれだけ触ったかを測定し、被験者たちに答えてもらったアンケート内容と比較しました。
事前の予想では、猫に詳しいと答えた人は主に「緑色」部分に触れる機会が多く、詳しくない人はうっかり「赤色」部分に触れてしまう機会が多いと思われていました。
しかし研究者たちが分析を行ったところ、猫に対する知識や経験が高いと自己評価した人は、猫が喜ぶ「緑色」だけでなく猫が好まないと感じる「赤色」部分にも触れてしまう傾向があったのです。
一方で、猫に詳しくないと自己評価した人たちや仕事で動物にかかわる機会がある人たち(獣医などのプロ)は、猫が好む「緑色」の部分を中心に触れており、猫が嫌がる「赤色」部分に手を伸ばすケースは稀でした。
全文はこちら
https://nazology.net/archives/113173
続きを読む