クロアチアを困惑させた謎のドローン墜落事故
クロアチア当局は、NATO加盟3カ国上空を発見されずに飛行した出所不明のドローンがザグレブ付近に墜落したことを受け、近隣諸国に手がかりを探っている。木曜日の夜、クロアチアの首都に墜落したソ連由来の不明機Tu-141にはまだ謎が多く、ザグレブの南西部Jarun湖地区の住民たちは目を覚ました。このドローンはハンガリーからクロアチアに到着したが、元々どこから来たのかはまだ確認されていない。
緊急記者会見でザグレブ市長のトミスラフ・トマセビッチ氏は「誰も怪我をしなかったのは驚くべきことだ…これは前例のない出来事だ」と述べた。ザグレブでこのようなことが起こるのは初めてだ “と述べた。ウクライナ軍だけが1970年代のソビエト製無人機を使用している。しかし、クロアチアの放送局HRTは、元ウクライナ大使のマルキア・ルブキフスキー氏が、ドローンはウクライナのものではないと主張したと報じた。Index.hrが報じたところによると、ゾラン・ミラノヴィッチ大統領は、重大な事件ではあるが、おそらく誰かがドローンの制御を失ったケースであろうと述べた。
アンドレイ・プレンコビッチ首相は、「すべてを確認している」と述べた。「我々はハンガリー、ルーマニア、ウクライナと連絡を取り合っている。我々はすべてのケースですべてをチェックしなければならない。あのサイズのドローンがクロアチアに飛んできて落ちるなんて、普通ありえない。人がいる場所、家屋に落ちなかったのは幸いで、幸いにも死傷者は出なかった・・・警戒態勢を強化する必要がある。” プレンコビッチはこう付け加えた。「NATOの統合防空ミサイル防衛は物体の飛行経路を追跡し、その後ザグレブに墜落した。クロアチア当局は、この事件を調査していると発表した」とVecernji list dailyは報じている。ドローンはウクライナのヤルンに飛ぶようにプログラムされていたが、誤ってザグレブのヤルン地区にたどり着いたという推測もある。NATO加盟3カ国の上空を発見されずに飛行できたのはなぜか、どこから飛んできたのか、その答えが待たれる。
https://balkaninsight.com/2022/03/11/mysterious-drone-crash-leaves-croatia-baffled/