パナソニックは19日、賃貸住宅向けに、家電のサブスクリプション(定額課金)サービスを始めると発表した。物件のオーナーや管理会社に提供。入居者は自ら購入しなくても最新の洗濯機や冷蔵庫、調理家電などを利用できる。新型コロナウイルス禍による在宅時間の増加などで家電のサブスク市場は拡大しているといい、同社は本業のもうけを示す営業利益について令和8年までに年50億円を目指す。
新サービス「ノイフル」では、オーナーや管理会社などの要望に応じて、家電の種類や数を決める。1部屋あたり月額5千円から2万円台を想定。設置や修理にかかる費用はパナソニックが負担する。
さらに、サブスクだけではなく家電が使いやすい部屋へのリノベーションも請け負うサービスも始める。パナソニックは2つのサービスを12年までに20万戸に広めることを目標とする。
同社はこれまでも調理家電の貸し出しと食材の配達を合わせたサブスクや美容家電などのサブスクを展開。社内分社、くらしアプライアンス社の松下理一(みちかず)社長は「ライフスタイルの多様化やコロナ禍による在宅時間の増加で、サブスクの市場は拡大している」と分析。継続的に課金が見込めるサブスク事業はさらに成長すると見込み、「これからは製品の売り切りとサブスクが両輪になっていくのでは」と話した。
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