東京・上野動物園の双子のパンダ、シャオシャオとレイレイは27日午後、動物園を出発し、今夜、成田空港から中国へと向かう。上野動物園では、別れを惜しむ大勢のファンたちが見送り、成田空港でも大勢が待機している。2頭のパンダは専用機で出発し、28日には四川省雅安にある「ジャイアントパンダ保護研究センター」に到着する見通しだ。
日本では約半世紀ぶりにパンダがいなくなる「パンダゼロ」が大きく報道されているが、中国ではどのように報道されているのだろうか。
中国では「おかえりなさい」
シャオシャオとレイレイがちょうど上野動物園を出発する頃、中国CCTVでは最終観覧日の映像とともに「日本はパンダ不在時代に突入した」と報道した。これに対し、記事のコメント欄にはさまざまなコメントが投稿された。
最も多かったのは「おかえりなさい」(歓迎回家)だった。ほかに「帰国してお正月(春節)を迎えよう」「無事の帰国を待っています」といったコメントがあったが、その一方で、
「帰国は正しいこと」
「もう(パンダを)貸さないで」
「友情がなければパンダはない」
といった現在の日中関係の冷え込みに関連するようなコメントもあった。
だが、SNS上で多かった検索センテンスを見ると、「なぜ日本人はそんなにパンダが好きなのか」「日本の最後の(パンダ)2頭が今日、帰国」「日本の人々がパンダの見送りに数時間行列」など、シャオシャオとレイレイに関する多数の検索が行われており、中国でも関心度は高い。
27日午後4時(日本時間)時点で、微博(ウェイボー)の上位には関連記事はランクインしていないが、28日に四川省に到着する頃には現地でも大きな報道があるだろう。
和歌山県白浜町のアドベンチャーワールドのパンダ4頭が25年6月に中国に返還された際、日本人の礼儀正しいマナー、温かい見送りに感動した中国人が少なくなかった。
日中関係が冷え込んだ現在は、日本やパンダに関して肯定的なコメントを控える中国人が多いが、日本でこれほどまでにパンダが愛されていることは、多くの中国人が知っている。
https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/fe5447a126b85f3519a4e98038ca30d4b1ddf586

