今、深刻な問題となっている自転車の危険走行。警察も取り締まりに目を光らせる。しかし、警察官に引き留められても「うるさいな、もうやめようよ!本当に時間ないんだから!」と、素直に応じない人も…。無謀な危険走行が続出。その現実を取材した。
◆警察の話を聞かず逆ギレ「急いでるんで!本当に!!」
この踏切では2021年8月、自転車の男性が電車にはねられ、死亡する事故が起きているため、注意を促している。それでも危険な自転車は後を絶たない。女性が警報音が鳴り始めてから踏切に進入。渡り切る時には遮断棒が下りている。警察官が声をかけると…。
警察:自転車も車両の仲間なので。
女性B:すみません、これ(犬の)ちょっと病院で急いでるので。
警察:急いでるのはわかるんだけど。
女性B:申し訳ないです。
警察:警報機鳴りだしたら、しっかり止まるっていうところ…。
女性B:はーい。
急いでいる様子で、早く話を切り上げようとする女性。しかし、警報音が鳴ってからの横断は違反だ。
警察:渡したい物あるので、ちょっといいですか?
女性B:あーちょっと今、もう時間ないんで。すみません、本当に10時半から(病院の)予約入っちゃってるんで。
警察:ちょっと、ちょっと、ちょっと。左寄って。
女性B:えー、ちょっと本当に時間ないんですけど。
警察:時間ないんだったら、守ってほしいの。
女性B:時間ないってば。
警察:守るところ守ってほしいんですよ、やっぱり自転車の人も。
女性B:すみません、本当にちょっと急いでいるんで。
警察:名前と…。
女性B:本当に急いでいるんで。
警察:名前だけもらうだけ。
女性B:いや、本当に急いでるんでいいですか?
警察:名前も言えない?
女性B:すみません、ちょっと。
警察:名前も言えない?
女性B:急いでるんで!本当に!!
警察:すぐ終わるから。
女性B:気をつけます、これから!
警察:ちょっと待った、待った、待った。
警察官の問いかけに、いら立ち始めた女性。突然大声で…。
女性B:ねえ、やめようよ!本当に時間ないんだから!
警察:ちょっと待って、ちょっと待って。
女性B:電車の時間もあるんで。ちょっとすみません、本当に。
警察:わかるわかる。でもすぐ渡すだけで終わるから。
女性B:もうどこですか?
警察:渡すだけで終わるから。
女性B:すみません、本当に急いでるんで。
警察:待って、ちょっと待って。やったこと、ちょっと一回…。一回止まって、一回止まって。
女性B:あーうるさいな、もう!
違反したにもかかわらず、女性は警察官に向かって逆ギレ。そして…。
女性B:はぁ~。
ため息をついた。
警察:ご自身がやったことはご理解いただける?
女性B:はいはいはい、わかってます、そんなのは。でも時間がなかったので、大丈夫かなーって思って。
警察:でも結局ね、こんだけ時間取られちゃうんで。
女性B:ほんとですね!!
警察:そう。
女性B:ね。あーちょ、なんでもいいから本当、早くしてくれませんか?ちょっと時間がもう押してるんで!
警察:早くしたいんだけも、どうしても聞かないといけないことがあるんですよ。
最後まで、警察官の話をまともに聞いてくれない。渡された警告書に目を通すことなく折りたたみ、女性は去って行った。
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https://www.fnn.jp/articles/-/461670
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